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【悲報】マルチタイムフレーム分析は意味ない件

※記事内広告有り

マルチタイムフレーム分析は意味ない

マルチタイムフレーム分析は意味ない。使わなくてOKです。

とれろく
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マルチタイムフレーム分析を採用すると勝率が大きく低下します。今回はマルチタイムフレーム分析のデメリット、弱点に焦点を当て、どうしてマルチタイムフレーム分析は意味がないのか?不要なのか?徹底解説していきます。

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広がるマルチタイムフレーム分析有効論

マルチタイムフレーム分析は複数の時間足チャートをチェックし、すべての流れが一致する方向にのみ売買するというもの。

大きなトレンドに逆らわず取引すれば勝率が高くなると言われています。

マルチタイムフレーム分析例
・月足が上昇トレンド→日足では買いのみ実施
・1時間足が上昇トレンド→1分足では買いのみ実施。

よく見かける解説図は次のようなもの。

○印=月足、週足、日足の方向が全て一致した箇所。マルチタイムフレーム分析はこの〇印でのみ取引し、それ以外の局面では取引を行いません。

とれろく
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〇印に微妙な売買ポイントもあるものの、大きなトレンドに沿った取引なので結局すべてプラス。大きなトレンドさえ読み間違わなければ必ず勝てています。

大きなトレンドに逆らわず取引すれば勝率が高くなる。そういわれると妙に納得してしまうものですが、今日はこれを論破します。

※余談ですがトレンドが継続するというのもそもそも幻想。上昇トレンドだから陽線の発生確率が高いというのも嘘。詳細は次の関連記事にて

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マルチタイムフレーム分析の弱点・デメリット

結論から言うとマルチタイムフレーム分析を採用すると2つの弱点に苦しめられます

・連敗する確率が高まり、勝率が極端に低くなる。
・自由に売り買いできなくなり、取引機会が著しく減少。稼げない。

マルチタイムフレーム分析で勝率低下

そもそも、大きなトレンドに逆らわず取引すれば勝率が高くなる→大間違い。

トレンドは小さな時間軸から生まれ、次第に大きなトレンドを形成していくため、小さな時間軸の方が重要です。

正しいトレンド形成の流れ
1分足が上昇し続け、5分足も上昇トレンドを形成、さらに上昇し1時間足でも上場トレンドを形成・・・・月足でも上昇トレンドを形成。
誤ったトレンド形成の認識
月足が上昇トレンドだから日足もしばらく上昇トレンド、日足がしばらく上昇トレンドなら、1時間足も上昇トレンドが続く・・・・1分足も上昇トレンドが続く。

後者は”自身の想像でトレンドが継続すると判断”しているのに対し、前者はただそうなった”事実”をまとめています。どっちが正しいのか?というと前者ですよね。

後者のように”自身の想像でトレンドが継続すると判断”すると痛い目を見ます。例をあげましょう。

■マルチタイムフレーム分析で勝率低下の例
間近の月足を見て上昇トレンドだと判断。マルチタイムフレーム分析により、買いエントリーしか行わないと制限を掛けることにします。

1月1日 日足で買いエントリー・・思惑と違い下がった為、損切り。
1月8日 日足で買いエントリー・・思惑と違い下がった為、損切り。
1月15日 日足で買いエントリー・・思惑と違い下がった為、損切り。
1月22日 日足で買いエントリー・・思惑と違い下がった為、損切り。
1月30日 日足で買いエントリー・・思惑と違い下がった為、損切り。

月足では上昇トレンドだから、買いエントリーは間違っていない。にも関わらず連敗してしまった。

改めて月足を再確認すると、日足チャートで下落が続いた為、月足も上昇トレンドから下落トレンドに変化していることが確認できた。

次はマルチタイムフレーム分析により、売りエントリーしか行わないと制限を掛けることにします。すると案の定。

2月3日 日足で売りエントリー・・思惑と違い上がった為、損切り。
2月10日 日足で売りエントリー・・思惑と違い上がった為、損切り。
2月18日 日足で売りエントリー・・思惑と違い上がった為、損切り。
2月23日 日足で売りエントリー・・思惑と違い上がった為、損切り。

というように連敗してしまう。

とれろく
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大きなトレンドに沿った取引をすれば勝率が高くなるのは幻想です。本当に必要なのは小さなトレンドの変化を感じ取り、それが継続するかどうか?判断する技術・手法・能力です。

 

マルチタイムフレーム分析はトレンドの変化に極端に弱い。

トレンドの変化は、小さい時間軸から発生します。
トレンドの変化が大きな時間軸まで波及するのには時間がかかります。

この波及するまでの間、大きな時間軸を中心に相場の方向性を考えていたのでは、ずっと連敗してしまいます

だから、マルチタイムフレーム分析は意味無い、使えない取引手法です。取引機会が大きく減少し、ただでさえ資産を増やしにくいのに、勝率まで低下すれば目も当てられません。

テクニカル分析と組み合わせても意味ない

マルチタイムフレーム分析の応用的な使い方として、テクニカル分析と併用するという手法があります。

・月足、週足、日足に移動平均線を表示、方向が一致した時のみトレード
・月足MACDがゴールデンクロス中、日足RSIで売られすぎ水準で買いトレード
・期間の異なる複数のストキャスティクスを使って取引

とれろく
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このようなテクニカル分析を使ったマルチタイムフレーム分析も、勝率を高める取引手法ではありません。

これら挙げた例も、”自身の想像でトレンドが継続すると判断”しているだけ。

トレンドの変化は、小さい時間軸から発生する。という原則を踏まえれば、テクニカル分析とマルチタイムフレーム分析を組み合わせても意味ないとわかります。

では大きな時間軸を無視して取引しても良いのでしょうか?

というとNo。大きな時間軸を正しく使えば勝率を高め、損を小さく、利益を大きくできます。

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大きな時間軸の正しい使い方

ちまたで言われているマルチタイムフレーム分析は意味ない分析手法ですが、大きな時間軸を完全に無視するのはNG。

大きな時間軸は注目しているトレーダーが多い分、抵抗線、支持線がきちんと機能することが多く。絶好のトレードチャンスが多々訪れます。

・ヘッド&ショルダー
・ダブルボトム、ダブルトップ
・チャネルズ
・トレンドラインなどなど

抵抗線、支持線は様々なチャートパターンで引くことができます。他にも、高値、安値も抵抗線、支持線として機能します。

抵抗線、支持線付近の価格帯にはストップロス注文が集中していたり、ブレイクアウト狙いの注文が構えていたり、オプション取引の設定ラインとされていることが多々あります。

とれろく
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そういった価格帯ではめちゃくちゃわかりやすく一方向へ動くことが多い。反発に賭けるか、ブレイクに賭けるか、ケースバイケースですが絶好の取引機会が提供されるので、見逃さず参加したいですね。

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