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【分析】日経平均先物 ローソク足の分析、値幅、陽線陰線の確率

日経平均先物、ローソク足分析 値幅、陽線陰線確率

日経平均先物のローソク足の値幅、陽線、陰線の発生確率を分析します。

上昇トレンドであれば陽線の数が70%、陰線の数が30%と陽線というようにローソク足の比率が変化する?それとも発生率は50%、50%で同じだが陽線の値幅が大きいが為に上昇トレンドとなる?

ローソク足の特徴を分析すると日経平均先物に通用するトレード手法が分かります。

前回はドル円の日足を分析し、様々な傾向が分かりました。

【分析】ドル円 ローソク足の分析、値幅、陽線陰線の確率
ドル円のローソク足データを使用して分析を行いました。平均値幅、陰線発生率、陽線発...続きを読む
上昇トレンドだから陽線の発生数が多くなる。ということはない。
上昇、下落トレンド、レンジの全てで陽線、陰線の確率は50%から±3%
上昇トレンド時の値幅は陽線>陰線となる。
下落トレンド時の値幅は陽線>陰線となる。
レンジ相場の値幅は陽線、陰線ともに同じになる。

価格が上昇するか、下落するかは値幅の大きさが強く影響を及ぼす。
陽線の確率が高くなるから上昇トレンドが発生するのではない。
陽線の値幅が大きいから結果として上昇トレンドになる。

クロス系シグナルを発するテクニカル指標は利益を伸ばしにくい。
ブレイクアウト手法、オシレーター系テクニカル指標の方が有効

さて、日経平均先物のローソク足はどのような結果となるのか?

ドル円と同じような結果となるのか、それとも違う結果となるのか?

早速調べていきたいと思います。

忙しい方の為に、日経平均先物市場の結論部分を先にご紹介。

・日経平均先物市場は価格が下がるスピードがとても速い。
・ゆっくり上昇し急落、再度ゆっくり上昇し急落を繰り返す。
・売りと、買い同じトレードルールを適用するのは難しい。
・買いは順張り・トレンドフォロー系のテクニカル指標全般と相性が良い。
・売りはブレイクアウト手法、オシレーター系指標による逆張りが有効
どうしてこのような結論となったのか?分析の過程を紹介します。
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日経平均先物 ローソク足分析(日足)

日経平均先物は2015年、2016年、2017年、2018年(1月~10月末まで)という4つの期間で分析します。

それぞれの4つの期間の値動きはこのようになりました。

日経平均先物のローソク足分析を行う期間

2015年 ゆるやかな上昇トレンドの後、レンジ相場へ移行
2016年 レンジ相場から上昇トレンドへ移行
2017年 ゆるやかな上昇トレンドから勢いのある上昇トレンドへ
2018年 レンジ相場

ドル円の調査時と同じく、それぞれの期間がうまくトレンド相場とレンジ相場と分かれています。

トレンド相場とレンジ相場のローソク足分析結果を比較することで日経平均先物の特徴が見えてくると思います。

ここで一つの問題が発生します。

外国為替市場は24時間開いているため、窓開けが発生しません。

対して日経平均先物は窓が頻繁に発生するため、窓をどのように計算に反映させるか?考える必要があります。

日経平均先物のローソク足分析の仮定チャートパターン

 

下に大きく窓開けしスタート、最終的に陽線として終えたローソク足だが、前日と比べると価格が下がっている。ならば陽線でなく、陰線として扱うほうが適切?というような問題です。

今回、どちらの考え方で調査すべきか判断が難しかったので両方の考え方で調査しました。

A あくまで、その日の足のデータのみを利用して陽線、陰線を判断し集計
B 前日の終値と当日の終値の位置関係より陽線、陰線を判断して集計

まず先にAでの集分析結果がこちらです。

日経平均先物のローソク足の分析結果をまとめた表

A その日の足のデータのみを利用して陽線、陰線を判断し分析

2015年、2016年 陽線の確率は51.2%、51.0%。始値と終値の差は小さい
2017年 上昇トレンドだが、陽線の確率は45.7%。始値と終値の差は大きい
2018年 レンジ相場 陽線の確率は47%、始値と終値の差は小さい

ん~。なんともバラバラの結果である。

窓を無視し、あくまでその日の足のデータのみを集計した場合、共通する特徴を見つけることはできませんでした。

上昇トレンドであれば陽線の発生確率が多くなる。
上昇トレンドであれば陽線の値幅は陰線よりも大きくなる。

ドル円の時のような、特徴ある結果は得られませんでした。

そこで、もう1つの方法で再度分析したいと思います。

B 前日の終値と当日の終値の位置関係より陽線、陰線を判断

日経平均先物の窓という現象を、ローソク足の陽線、陰線の種類に反映させ、再度分析します。

その日、その日を陽線、陰線と判断して計算するのではありません。

前日の終値と当日の終値の位置関係により陽線、陰線を判断しての分析です

言葉では分かりにくいので図解を準備しました。

日経平均先物のローソク足をもう一度分析しなおす

 

陽線、陰線の修正例

1・下に大きく窓開け、陽線となったロウソク足
→前日の終値>当日の終値であれば陰線として計算
2・上に大きく窓開けし、陽線となったロウソク足
→大陽線として計算
3・上に窓開けし、陰線となったロウソク足
→前日の終値<当日の終値であれば陽線として計算

このように、窓開け後のローソク足が陽線だったか?陰線だったのか?で判断するのではなく、前日の終値に対し、上だったか下だったかでローソク足の種類を決定します。

この調査方法で集計結果はこちらです。

再度、集計しなおした日経平均先物のローソク足分析

2015年、2016年 陽線の発生確率が57%と高い。値幅は陽線<陰線
2017年 陽線の発生確率が52%と高い。値幅は陽線>陰線
2018年 陽線の発生確率が53%と高い。値幅は陽線<陰線

この分析結果より、日経平均先物はの特徴は次の通りです。

日経平均先物は陽線の発生確率が陰線よりも高く、値幅は陰線の方が大きい。つまり、ゆっくりとした上昇の後に急落、再度ゆっくりとした上昇の後に急落というリズムを刻みながら上昇トレンドを描く市場

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AとBの分析結果から、日経平均をどのように取引する?

2つの調査結果を比較することで日経平均先物市場がどのような値動きをする市場なのか?どのようなテクニカル分析が有効なのか?少し見えてきました。

窓が開く市場は終値を使用するテクニカル分析が有効

Aではローソク足の形状とトレンドの共通点を見つかりませんでした。
Bではローソク足の形状とトレンドの共通点を見つけることができました。

このことから、値動きの特徴、パターンを利用して売買を行う「テクニカル指標」はAでは機能しにくい。

Bでは値動きの特徴、パターンを利用して売買を行う「テクニカル指標」を使っても、共通するトレードパターンを見つけやすい可能性が高いことが分かります。

よって、日経平均先物市場は終値をベースに計算を行うテクニカル指標が有効であると考えられます。

トレンドフォロー系テクニカル指標であれば移動平均線、MACD。オシレーター系指標であればRSIということになります。

※オシレーター系指標の一つであるストキャスティクスは高値、安値を計算に含めるので大きく窓を空けることのある日経平均先物市場では機能しにくいテクニカル指標です。

日経平均先物 売りと買い、同じトレード手法でも大丈夫?

では次に、日経平均先物市場は、売りと買い、同じトレード手法を採用しても大丈夫なのでしょうか?

ローソク足の上げ方、下げ方が大きく異なるため、例えばMACDのゴールデンクロスは利益をあげやすいが、デッドクロスは利益をあげにくい。というようなことも起こり得ます。

日経平均先物市場の特徴を再度確認します。

日経平均先物は陽線の発生確率が陰線よりも高く、値幅は陰線の方が大きい。つまり、ゆっくりとした上昇の後に急落、再度ゆっくりとした上昇の後に急落というリズムを刻みながら上昇トレンドを描く市場

この特徴から察するに、売りと買いでは同じトレード手法は通用しないことが分かります。

買いであればMACDのゴールデンクロスや移動平均線のクロスが有効です。

ゆっくりと上昇する市場であれば「シグナルの発生が遅い」というクロス系のシグナルのデメリットの影響が受けにくいからです。

クロス系に限らず順張り・トレンドフォロー系のテクニカル指標全般と相性が良いでしょう。

逆に売りはトレンドフォロー系のテクニカル指標と相性が悪いです。

日経平均先物市場は陰線の発生数は少なく、その勢いも急です。クロス系の売りシグナルが発生した時には既に価格が大きく動いている可能性が高く、そこからエントリーしても利幅が小さくなってしまいます。

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日経平均先物 では売りと相性の良いトレード手法は?

過去X日の高値、安値。市場参加者が注目している水準。
トレンドライン。サポート、レジスタンス。

ドル円と同じく、このような水準を超えた時にエントリーするブレイクアウト手法、またRSIといったオシレーター系テクニカル指標を使用した逆張り手法が有効です。

強い勢いで下げる局面は、ブレイクアウト手法の得意とする場面です。

また強い勢いで下げた場合、売られすぎ水準に到達しやすいことからオシレーターと相性が良いと考えられます。

日経平均先物 ローソク足の分析結果まとめ

ここまでの分析結果を過剰書きでまとめます。

・日経平均先物市場は価格が下がるスピードがとても速い。
・ゆっくり上昇し急落、再度ゆっくり上昇し急落を繰り返す。
・売りと、買い同じトレードルールを適用するのは難しい。
・買いは順張り・トレンドフォロー系のテクニカル指標全般と相性が良い。
・売りはブレイクアウト手法、オシレーター系指標による逆張りが有効
以上の結果が得られました。
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