FXで韓国ウォンのトレードを検討している。
そんなFXトレーダーの方に韓国ウォンを取扱っているFX業者の比較情報、また韓国ウォンの取引のコツについて紹介したいと思います。
韓国ウォンを取り扱っているFX業者
韓国ウォンを取り扱っているFX業者は非常に少なく、大手FX業者の中では次の3社しかありません。
- SBIネオモバFX
- IG証券
- SBI FXトレード
海外系列のIG証券、もしくは国内大手のFX業者のSBI系列。この2択。特にオススメなのはSBIネオモバFX。スプレッドが非常に狭く、韓国ウォンだけでなく、香港ドル、人民元といったアジア通貨も取引可。これは大きなアドバンテージです。
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韓国ウォンのスプレッドを比較
各FX業者のスプレッドを比較すると、SBIネオモバFXのスプレッドが狭いと分かります。
FX業者 | スプレッド |
SBIネオモバFX | 3.3銭~5.9銭 |
IG証券 | 200銭 |
SBI FXトレード | 3.3銭~7.8銭 |
SBIネオモバFXは1,000通貨までの取引であればスプレッド3.3銭で取引することができ、1,001通貨以上の取引になると最大で5.9銭のスプレッドとなります。
下限で考えればSBI FXトレードと同じものの、上限が低いため、韓国ウォンを取引するのであればSBIネオモバFXの方がオススメだと分かります。
韓国ウォンの取引だけでなく、各アジア通貨の取引も可能なSBIネオモバFXの口座は作っておいた方が良いですね。
口座を作る→SBIネオモバFX
韓国ウォンのスワップポイントを比較
韓国は日本より金利が高い国。この為、韓国ウォンを購入することでスワップポイントを貰うことが可能です。貰えるスワップポイントは次の通り(SBIの間近実績)
KRW/JPYスワップポイント推移
日付 | 売り | 買い |
11月4日(水) | -10円 | 5円 |
11月5日(木)(3倍DAY) | -30円 | 15円 |
11月6日(金) | -10円 | 5円 |
11月7日(土) | -20円 | 10円 |
※1万通貨辺りのスワップポイント
韓国ウォンを1万通貨購入すると1日5円。スワップ3倍DAYでも15円のスワップポイントを貰うことが可能。レバレッジ1倍で年利に換算すると約1.94%。
※(5円×365日)÷(為替レート9.4円×10,000通貨)=1.94%
それなりのスワップポイントを貰うことが可能ですが、せっかくなので過去の政策金利なども確認しておきましょう。
韓国の政策金利推移
最新の韓国 政策金利はこちら
韓国の政策金利は下落が続き現在0.5%です。(2020年11月現在)
一時期は3%以上の金利が安定していた為、昔はスワップポイント狙いのトレーダーも多くいたものの、現在は下火。今後、高い政策金利に戻るのか?というと、消費者物価指数の推移をみる限り、難しいと予想されます。
韓国の消費者物価指数推移
最新の韓国 消費者物価指数の推移はこちら
政策金利と高い相関性(連動性)を持つ消費者物価指数。景気が良くなれば物価が上昇(インフレ)、物価上昇に合わせ政策金利も上昇します。
そんな消費者物価指数は下落が続き、間近では物価がマイナスとなるデフレも発生しています。政策金利の引き上げは難しく、当面は低金利政策が維持されると判断できます。
ちなみに韓国は1970年以降、デフレを一度も経験していません。日本が苦戦したデフレとの戦い。韓国はこれから経験することになります。デフレ脱却→経済成長→金利引き上げ。このサイクルを辿れるかどうか、韓国の金融政策に注目です。
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韓国ウォン/円の取引のコツ
それでは韓国ウォン/円のトレードを検討している方に取引のコツを紹介したいと思います。まずは韓国ウォンってどれくらいの値動きがあるのか?という点について。
韓国ウォン/円の週間値動きデータ(単位:銭)
月別に1週間で何銭動いたのか?まとめたのが上図。
1年間を通してバラつきがあるものの、おおよそ1週間の値動きの平均幅は15銭~25銭程度と分かります。
SBIネオモバFXでさえスプレッドは3.3銭必要になるため、韓国ウォンはスキャルピングやデイトレードはちょっと難しい通貨ペア。取引はスイングトレード~長期投資で挑んでいきましょう。
となるとテクニカル分析で挑むよりも、韓国経済を見据えたファンダメンタル分析の方がオススメ。
韓国経済を知っておけば正しい相場観により正しいトレードが行えます。そこで、韓国経済について解説していきたいと思います。韓国ウォンの取引に役立つ取引のコツにもなるので、是非学んでいって欲しいですね。
経済成長が続く韓国。名目GDP推移
1980年~2019年 日本と韓国の名目GDP比較(出典:世界経済のネタ帳)
日本の経済成長が止まっている間、韓国は順調に経済成長が続いていました。韓国のGDPは2009年から2017年にかけて約1.7倍成長(9,019億ドル→1兆5310億ドル)
韓国の少子化、人口推移予測、産業構造を考えればどこかでGDPが頭打ちとなる見込み。とはいっても成長が続く韓国を見据え、韓国ウォンに投資したいというトレーダーも見られます。
とはいっても、私は韓国ウォンはロングで保有する通貨ではなく、積極的にショートしていく、売り狙いの通貨ペアだと判断しています。
先ほど紹介した消費者物価指数の低迷、政策金利の低迷から、韓国経済は不調だと分かります。不調の理由は単純に、経済規模の頭打ちです。例えば既に韓国一人当たりGDPは日本とほぼ同等の水準です。(2018年:日本39,303ドル、韓国33,319ドル)
GDPで比較すれば、まだ韓国経済には伸びしろがあるように見えるものの、実は既にピーク付近。今後、GDPを増大していくには人口を増やす。生産性の向上の2択しかありません。
とはいっても、韓国の人口推移は日本以上に厳しい状況が訪れると予測されてます。
韓国、来年から人口減に 2065年に高齢化で日本逆転 日本経済新聞
韓国統計庁は28日、将来人口推計を発表した。総人口は早ければ2019年の5165万人をピークに減少に転じる。人口に占める65歳以上の高齢者の割合も65年に46%に達し、高齢化では日本を抜いて経済協力開発機構(OECD)加盟の先進国のなかで首位になる。急速な少子高齢化は韓国経済にも影響を与えそうだ。
韓国という国が消える時 : 日本と同じともいえる「避けることのできない壊滅的な人口崩壊が始まった」ことについてヨーロッパの政治統計サイトが詳細を解説 In Deep
韓国の人口崩壊は、中国の人口崩壊と一致する。日本ではすでに信じられないほどのペースで人口が収縮している。世界第 2位の経済規模の中国、第 3位の日本、そして世界第 11位の経済規模を持つ韓国のそれぞれの労働力と消費基盤は今後縮小する一方であることが確定しているにも関わらず、著名なアナリストたちはその問題を直視しようとしない。
人口増が難しい。であれば生産性向上で挽回できるのか?というとそれも難しい。
韓国は売上上位10社だけでGDPの44.3%を占める製造業・輸出大国。(サムスン電子14.6%、現代自動車5.9%、LG電子3.8%、ポスコ3.7%と続く)
モノが売れなければ、GDPも増加しない。かつての日本と同じ境遇です。
韓国のモノ作りは中国勢の台頭により徐々に厳しさを増しています。日本や香港のように、成長率・利益率の高い第三次産業を育てなければ、韓国経済は頭打ちどころか、減少確実。
地理的な面で考えても、韓国は中国勢と米国勢の板挟み状態。ロングで長期保有するには安心できない通貨ペア。
世界のFXトレーダーも似た認識を持っているため、何か起きる都度、韓国ウォンは度々暴落しています。
ドル/韓国ウォン 2回の暴落チャート(上昇はドル高・韓国ウォン安)
最新のドル/韓国ウォンのチャートはこちら
韓国ウォンはこれまでに2度大きな暴落をしています。一つは1997年のアジア通貨危機。もう一つは2008年の韓国通貨危機です。
もし韓国ウォンを売っている時に暴落すれば最高のボーナスタイムが登場。10年単位で韓国ウォンは暴落を起こしている為、そろそろ再びボーナスタイムが来ても良いかなと予想しています。
以上が韓国ウォンを取引するコツ。私はショート狙いで利益を稼いでいきます。
韓国ウォンを取扱っているFX業者を比較!取引のコツまとめ
韓国ウォンを取引するならスプレッドの狭いSBIネオモバFXがオススメ。
FX業者 | スプレッド |
SBIネオモバFX | 3.3銭~5.9銭 |
IG証券 | 200銭 |
SBI FXトレード | 3.3銭~7.8銭 |
SBIネオモバFXはスマホでも取引しやすい専用アプリ有り、1,000通貨まではドル円をスプレッド0銭で取引可能といったキャンペーンを実施中。
韓国ウォンの取引だけでなく、各アジア通貨の取引も可能なSBIネオモバFXの口座は作っておいた方がOK。申し込みは簡単です。現在、新規口座開設者限定で最大15万円のキャッシュバックキャンペーンも実施中。貰えるものがある内に口座を作っておきましょう。
口座を作る→SBIネオモバFX