三菱重工の株価推移、業績推移を探している
であれば、こちらの記事が役に立ちます。
今日は三菱重工の株価予想。分析・今後の見通しについて解説していきたいと思います。
結論から言うと、三菱重工の株価は流石にそろそろ底。短期間で大きく上がることは無いものの、当面底値で膠着。その後、ゆるやかに上昇し4000円には戻ると予想します。
では三菱重工の株価予想。分析・今後の見通しについて、早速解説を始めていきたいと思います。
三菱重工の株価推移、業績推移、指数、配当金を確認
株価予想をする前に、まずは現在の株価、これまでの業績推移などを確認しましょう。
三菱重工の株価推移
最新の株価チャートはこちら
三菱重工の業績推移
最新の業績はこちら
三菱重工の指数(PBR,PER)
PBR 0.64倍
PER 8.92倍
三菱重工の配当金、株主還元
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三菱重工の強み、環境、今後の見通しにプラスの要素
三菱重工の株価を予想する上で、まず強みとなる点、プラスの要素を洗い出していきます。
今後の見通しにプラス、内部環境の強み
三菱スペースジェットの整備サポート強化の為、ボンバルディア買収 リンク
売上は好調。順調に拡大
資料 ニッポンの数字
2015年以降、ゆるやかになりつつも売上はいまなお増加中。
ガスタービン・コンバインドサイクル発電プラントの受注好調
米国の風力発電ファームを買収後、三菱重工業の技術で改修。性能大幅向上
今後の見通しにプラス、外部環境の要素
自然エネルギー、再生エネルギー発電需要の高まり
三菱重工の弱み、脅威、今後の見通しにマイナスの要素
次に三菱重工の株価を予想する上で、弱みとなる点、マイナスの要素を洗い出していきます。
今後の見通しにマイナス、内部環境の弱み
増加する売上とは対照的に純利益は減少。利益率が低下
いつ完成するのか不明「三菱スペースジェット」(旧MRJ)
今後の見通しにマイナス、脅威となる外部環境
アメリカのパリ協定離脱表明。低炭素化社会のトレンド変化
三菱重工もそのトレンドに従って事業プランを計画していました。が、トランプ大統領はパリ協定から離脱すると表明。反低炭素化社会へトレンドが変化すれば、付加価値の高いタービン設備などの需要が低迷、三菱重工に向かい風となります。
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三菱重工の株価予想。今後の見通し まとめ
以上、三菱重工の株価にプラスの影響をもたらす要素、マイナスの影響をもたらす要素をリストアップしました。
結果、三菱重工の株価は流石にそろそろ底。短期間で大きく上がることは無いものの、当面底値で膠着。その後、ゆるやかに上昇し4000円には戻ると予想します。
大型クルーズ船の特別損失問題の次は、三菱スペースジェット(旧MRJ)の特別損失祭り。もう勘弁して欲しいと感じている投資家も多いと思います。
三菱スペースジェットはボンバルディアの買収により、そろそろ終焉を迎える見込み。これでやっと、特別損失祭りは終了。本来の儲けをコンスタントに得られる組織になるのでは?と私は期待しています。
というのも2019年に就任した泉沢清次社長は三菱自動車で品質問題に対応した実績を持ち、技術戦略推進室長としての経験もあります。
一連の特別損失祭りは「品質能力の不足」にあり、三菱自動車から栄転。という大胆な人事で抜粋された泉沢清次社長であれば上手く舵取りすると予想します。
もともと三菱重工業は、エネルギー関連事業、自動車、産業機械事業で他に無い技術を持つ国策企業です。
またその企業姿勢は儲けを追い求めるものではありません。
6代目社長、飯田庸太郎「防衛産業で日本のお役に立てなければ、三菱が存在する意味はない。もうかるからやる、もうからないからやらないではなく、もって生まれた宿命と思っています」
という言葉にある通り、三菱重工業は儲けを追及していません。
なので株価はそもそも大きく上昇しない性質を持っています。
過去のPBR推移を見ても、一定の範囲内で収まり続けており、現在0.64倍まで落ち込んだ株価は、悪材料出尽くしでまた戻ってくると予想します。
2010年 1.02倍 2011年 1.02倍 2012年 1.08倍
2013年 1.31倍 2014年 1.30倍 2015年 1.25倍
2016年 0.84倍 2017年 1.00倍 2018年 0.91倍
2019年 1.09倍
この間、特別損失問題は多く報道、株価が暴落する場面もあったものの結局株価は回復。
三菱重工の株価は流石にそろそろ底。短期間で大きく上がることは無いものの、当面底値で膠着。その後、ゆるやかに上昇し4000円には戻ると予想します。