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【分析】日産自動車の株価予想。今後の見通しについて

日産自動車の株価予想。今後の見通し

日産自動車(7201)の株価予想、今後の見通し情報を探している
日産自動車(7201)の株価推移、業績推移を探している

であれば、こちらの記事が役に立ちます。(2020年5月29日更新)

とれろく
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今日は日産自動車の株価予想・分析。

今後の見通しについて解説していきたいと思います。

結論から言うと、株価は2009年2月につけた安値261円を割り、最安値を更新していくと予想します。以降株価は400円以下を彷徨い続ける見通しです。

では早速行ってみましょう!

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日産自動車の株価推移、業績推移、指数、配当金を確認

株価予想の前に、現在の株価、これまでの業績推移などを確認しましょう。

日産自動車の株価推移

日産の株価はリーマンショック時に着けた安値272円に向けて絶賛暴落中

日産自動車の株価推移

最新の株価チャートはこちら

コロナ以前に株価が暴落していますね。
暴落の切っ掛けとなった出来事は3つあります。

2018年7月 排気ガス性能の検査結果改ざん
同年10月 新車の無資格検査
同年11月 役員報酬不正で取締役カルロスゴーン逮捕

丁度、チャートの赤丸部分に起きた出来事です。

この3件をきっかけに、好調だった日産に大きな逆風が吹くことになります。
好調だった売上、利益率が急減していきます。

日産自動車の業績推移

日産自動車の売上、利益推移

日産は2014年~2018年にかけて、売上が微増止まりの中、純利益は2倍へ。
ただし、不正問題により2019年度の決算は利益半減。
そして今期2020年度の決算では6712億円の赤字へ転落
(赤字には一過性の構造改革等の費用・減損損失5220億円含む。)

そんな日産ですが、実は2016年頃から期待値が下がっていました。

日産自動車のPBR推移

日産自動車のPBR推移

利益が2倍化していった2014年~2018年。
実は2015年からPBRベースでは下落が始まっていました。

ちなみに同時期、日産だけでなく、トヨタ、マツダ、スバルといった
日本の自動車メーカー全てPBRが下落していました。

とれろく
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諸外国の自動車メーカーが勢いづく中、日本のメーカーは大丈夫なのかな?という疑心暗鬼の中でも不正問題、社長逮捕、さらにコロナショック。そりゃ株価が暴落するよね。

5年間の蓄えを1年で吹き飛ばした日産

日産は2020年度の決算で6712億円の赤字を計上。
その結果、過去5年間貯め込んできた純資産を吹き飛ばしています。

日産自動車の純資産推移

2021年度も赤字決算は確実です。

仮に来期も同じペースで純資産が減り、PBR値が変わらなければ、
44247億円-(56,235億円-44,247億円)=純資産32,259億円へ減少
32,259億×PBR0.43倍÷発行済み株式42.2億枚=推定株価328円

今のペースが継続すれば確実にコロナショックで作った安値を下回ります

日産自動車の配当金、株主還元

日産自動車の配当金

ちなみに日産の配当利回りは高めでしたが、当面絶望的

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日産自動車は復活するのか?

さて、日産自動車は復活するのでしょうか?

とれろく
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日産は一応世界最大の自動車メーカーグループです。

日産・ルノー・三菱自動車連合は販売台数 世界TOP3
【2019年版】世界自動車メーカー販売台数ランキング  リンク

世界自動車メーカー販売台数ランキング

ルノーは日産の株を43%取得している筆頭株主。日産は三菱自動車の株を33%取得している筆頭株主。よって、ルノー、日産、三菱は協力関係にある運命共同体。3社を合計した販売台数はVW、トヨタと拮抗。

日産が立ち直るには、三菱自動車、ルノーとの密な連携が必要。
そこで日産が発表しているプランを見つつ、復活の可能性を考えてみましょう。

日産自動車の構造改革プラン

ここで日産が発表している構造改革プランより一部抜粋します。

・グローバル生産能力を20%削減、年間540万台体制
・グローバルに商品ラインアップを20%削減(現在の69車種から55車種以下へ)
・固定費を3,000億円削減する
・バルセロナ工場の閉鎖に向けて協議と準備
・北米の各工場での生産車種をセグメントごとに集約し、効率を改善
・インドネシア工場を閉鎖し、同地域での生産をタイの一拠点とする
とれろく
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この辺りの内容は想定の範囲内。今更好感するほどの内容ではありません。気になるのは次の1行です。

・アライアンスパートナーとリソースをシェアする(生産、商品、技術)

アライアンスパートナー=グループ会社のルノー、三菱。

ここに来て、グループ連携を濃く取る大々的戦略を発表。詳細はこちら

日産は、中国・北米・日本。ルノーは欧州・ロシア・南米・北アフリカ。
三菱自動車は、ASEAN・オセアニアでそれぞれリーダー役を務めます。

簡単に言えば、ナワバリを分け、適材適所で戦いましょうという話ですね。
日産は中国・北米・日本に注力

理由は単に、中国・北米・日本で稼いできた実績がある為です。

日産の地域別売上高

今期はズタぼろですが、前期は日本、北米、アジアで大きく稼ぐ。
来期以降、赤字の欧州はルノーその他地域は三菱にお任せする。という方針ですね。

さらに、技術開発分野でも、各社の役割が決められました。

運転支援技術:日産
コネクテッドカー技術:アンドロイドベースはルノー、中国向けは日産
eボディ(電気電子アーキテクチャのコアシステム):ルノー
eパワートレイン (ePT): CMF-A/B ePT はルノー、 CMF-EV ePTは日産
C/Dセグメント向けPHEV:三菱自動車
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ここにきて、グループの強みを生かす良施策。日産の株価はこのグループの連携が機能するかどうか?が左右するといって良いでしょう。

カルロス・ゴーンがいなくてもできるの?

このようなグループの強みを生かす施策は2000年頃、
ゴーンが日産自動車の取締役に就任時に実行された歴史があります。

当時、日産は2兆円近い負債を抱え、倒産寸前。
日産はルノー傘下に入り、ルノー副社長であったカルロスゴーンの指示のもと立て直しに取り掛かります。

ルノーと日産、両社の間でプラットフォームやエンジン、トランスミッションなどの部品の共通化、購買の共同化などを通じて両社のコストダウンを行う。

東京都武蔵村山市にあった日産自動車村山工場などの生産拠点の閉鎖や子会社の統廃合、航空宇宙機など余剰資産の売却や21,000人(総従業員の14%)を目標とした早期退職制度による人員の削減など大幅なリストラを行った。同時に新車種の投入、インテリア・エクステリアデザインの刷新やブランドイメージの一新などの計画を次々に敢行 ※wikipediaより

とれろく
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コストカッターと言われるカルロスゴーン。無資格者による検査、排ガス問題などはゴーンのコスト削減の弊害と評されることもありますが、ルノーと日産の各部品の共通化など、元ルノーの副社長でしかできないような施策も数多くあったでしょう。

早速問題となりつつあるバルセロナ工場の閉鎖

日産、バルセロナ工場の閉鎖方針を正式発表

今回の閉鎖発表に対しては、スペイン政府も強硬な姿勢を示している。5月28日には「(解雇補償や補助金の返還を含む)工場閉鎖のコストは10億ユーロを上回り、操業を継続する方が有利」とする政府高官の発言が報じられたほか、レジェス・マロト産業・商務・観光相は民間ラジオ局に対し、「閉鎖までのプロセスには長い時間がかかる。まずは撤退後の産業および雇用維持のための計画策定を日産に要請する」と述べた

10億ユーロというと、1ユーロ120円だとしても1,200億円のコスト
既にこの費用だけで、来期は赤字確実ですね。

とれろく
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こういう面倒な案件も、積極的にテレビに出演し、自らインタビューを行うようなゴーンであれば、上手く処理できるでしょう。リストラに厳しい日本で実施した経験がある為、スペインなら余裕余裕。

日産の株価予想。今後の見通し

コストカットは「毒を以て毒を制す」ぐらいの覚悟が必要。

今まで、毒の部分をカルロスゴーンに依存していた日産が
スムーズに断行できるとは考えにくい。

例えば去年7月末発表の中期計画がこちらです。

以前の計画

既に前年同期比98%減の営業利益となっているにも関わらず、
来年以降の2020年度~2022年度という2年間で6,100名の人員削減です。
連結従業員が14万人近くいる内のたった6,100名です。
それも2年間での実施計画。あれだけ売上が落ちている中で・・・。

「ちょっと見通し甘すぎでした。」と言わざる負えないでしょう。

という背景もあり、今後、日産自動車の株価は2009年2月につけた安値261円を割り、最安値を更新していくと予想します。以降株価は400円以下を彷徨い続ける見通しです。

とれろく
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もし好材料で一時的に上昇したとしても、長続きはしないと考えます。

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