東京エレクトロンの株価推移、業績推移を探している
であれば、こちらの記事が役に立ちます。
今日は東京エレクトロンの株価予想。分析・今後の見通しについて解説していきたいと思います。
結論から言うと、東京エレクトロンの株価は下落、大きな調整を迎えると予想します。今後、株価は15,000円を割る見込みです。
では東京エレクトロンの株価予想。分析・今後の見通しについて、早速解説を始めていきたいと思います。
東京エレクトロンの株価推移、業績推移、指数、配当金を確認
株価予想をする前に、まずは現在の株価、これまでの業績推移などを確認しましょう。
東京エレクトロンの株価推移
最新の株価チャートはこちら
東京エレクトロンの業績推移
最新の業績はこちら
東京エレクトロンの指数(PBR,PER)
PBR 4.18倍
PER 14.94倍
東京エレクトロンの配当金、株主還元
スポンサードサーチ
東京エレクトロンの強み、環境、今後の見通しにプラスの要素
東京エレクトロンの株価を予想する上で、まず強みとなる点、プラスの要素を洗い出していきます。
今後の見通しにプラス、内部環境の強み
半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ製造装置 シェア国内1位、世界3位
2018年も世界3位となっており、ランキング上位常連企業。
2020年度 売上は落ち込むも、高い営業利益率はキープ
今後の見通しにプラス、外部環境の要素
2030年には50兆円市場から100兆円市場へ倍増見込み リンク
今後は、あらゆるものがデータをやり取りする時代を迎え、そのデータ量が爆発的に増えていきます。5Gはその先兵にすぎません。これに伴い、データを処理するSoC(system on a chip)やデータを格納するメモリーなど、あらゆる領域で先端半導体などの需要が急増することで市場が急拡大
IoT(Internet of Things)や人工知能(AI)、5G(第5世代移動通信システム)の普及
米ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(Cisco Systems)は全世界のIPトラフィックについて、2017~22年の期間に26%の年平均成長率(CAGR)で伸びると予測している。これに基づいて将来を予測すると、半導体市場は今後、過去をはるかに上回るスピードで爆発的に成長する可能性。 リンク
東京エレクトロンの弱み、脅威、今後の見通しにマイナスの要素
次に東京エレクトロンの株価を予想する上で、弱みとなる点、マイナスの要素を洗い出していきます。
今後の見通しにマイナス、内部環境の弱み
高い営業利益率はキープしつつも、売上は大きく落ち込む。
積極的に行っていた研究開発・設備投資費
今後の見通しにマイナス、脅威となる外部環境
半導体市場は間近では2018年がピーク。2019年は減少 リンク
リーマンショック時、半導体市場は2年間の落ち込み リンク
スポンサードサーチ
東京エレクトロンの株価予想。今後の見通し まとめ
以上、東京エレクトロンの株価にプラスの影響をもたらす要素、マイナスの影響をもたらす要素をリストアップしました。
結果、今後、東京エレクトロンの株価は下落、大きな調整を迎えると予想します。今後、株価は15,000円を割る見込みです。
今後、長期で見れば半導体市場は大きく伸びていくのは間違いありません。
かといって、今のPBR4倍を超えた水準で東京エレクトロンの株を買うのは悪手。
15,000円を割るほど株価が落ちてから買いたいと判断します。
間近の決算報告でもわかる通り、半導体市場の景気落ち込みは鮮明。
数年続いていた市場拡大は停滞、いやコロナショックを引き金に下落すると予想します。
リーマンショック時の半導体市場を見る限り、回復には2年程度の期間を要します。
その間、増える減価償却費等の影響もあり、利益は大きく低下。
売上の減少に伴い、株価も大きく調整され1,5000円は割ってくると予想します。
そもそも、半導体市場の伸びは2015年頃から予測されており、当時の株価は10,000未満、PBRは3倍以下で推移していました。
これが世界的金余り、好景気、金融緩和の煽りを受けて、大きく株価が上昇しました。
要は小さなバブルが形成されていたと認識します。
その後、自社株買い効果もあり、株価が上昇。
ブル相場が形成されましたが、コロナショックにより大きく折れています。
2019年時と同じく、東京エレクトロンの株価は大きな調整局面を迎えると予想します。