今日のテーマはいきなりステーキ。
一大ブームとなり、日本中に店舗展開するも、
消費者の飽きからか既存店の売上高が絶賛低迷中。
最新の2020年3月度も前年同期比-48.9%と非常に厳しい値を記録しています。
そんな「いきなりステーキ」を展開するペッパーフードサービスの株価は一時期8000円を超えていました。が、今では468円と95%近く下落しています。
そんなペッパーフードサービス。
このままで大丈夫なのでしょうか?
財務情報などを確認しつつ、ペッパーフードサービスの今後を予想してみます。
ペッパーフードサービスの売上、利益推移
ペッパーフードサービスの売上は2011年から2019年にかけて順調に増加。
8年連続増収を達成しています。
しかし、2018年1.2億の赤字、2019年27.1億の赤字と非常に厳しい。
新規出店でいくら売上を増やしても既存店の売上が振るわなければやはりダメ。
2019年度の赤字で何年分の利益が吹き飛んだことでしょう。
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財務状態は大丈夫?
そんなペッパーフードサービスの自己資本は急減中。
たった1年で30億円以上減少。
単純に考えれば2020年度中に債務超過に陥り倒産します。
そんなペッパーフードサービスですが、意外にも株価はまだ大きく売られていません。
ペッパーフードサービスのPBR推移
ペッパーフードサービスのPBRは21.45倍です。(5月17日現在)
株価とPBR推移
自己資本が大きく目減りした割に、株価はゆるやかな下落に留まっています。
この為にPBRが急上昇するという事態が起きています。
はっきり言って倒産間近なので異常事態じゃないの?という認識です。
機関投資家は空売りを強める。
そんな中、さすが世界の機関投資家。
ペッパーフードサービスの空売りを強めています。
5月に入り、少なくとも5つの機関投資家が空売りを強めたことが分かります。
※各機関投資家の細かい保有情報、履歴は引用元サイトで確認できます。
きっかけは会社分割(簡易新設分割)による子会社設立か?
ペッパーフードサービスは4月30日に子会社を設立し、その子会社へ「ペッパーランチ事業」を譲渡すると発表しています。
つまり、不採算部門である「いきなりステーキ」事業をペッパーフードサービス本体に残し、まだ生き残れる「ペッパーランチ事業」のみ子会社に切り離したということです。
真意はともかく、私は個人的に「倒産の準備を整えた」と受け取りました。
実際、機関投資家が空売りを強めたのも、子会社設立以降です。
いよいよ相場が大きく動くタイミングが到来したと考えてます。
空売り規制が始まる前に少し攻めてみよう。
さすがに大金をぶっこむ勇気はありません。
ので、少額で機関投資家の動きに便乗し空売りしようと思います。
コロナショックにより上場企業のレナウンが倒産しましたが、次はペッパーフードサービスなんじゃないかと予想します。