✔ 大型株のメリットやデメリットがあるなら知りたい。
✔ 大型株とは何か?意味や定義を確認したい。
今回、大型株の調査は徹底的にリアルデータを使った、生情報のみでいきたいと思います。
つまり、明日から使える情報という訳です。
まずは大型株とは何か?をおさらいし、後半に2020年におすすめの高配当・優良大型株を紹介したいと思います。
大型株とは時価総額上位100位の株
大型株とは時価総額上位100位の株のことを指します。
※時価総額=「発行済み株式数×株価」
現在、売買できる株は約4,000社。
内訳は100社が大型株、400社が大型株、3521社が小型株です。
ざっくり計算すると上場している会社の40社に1社が大型株です。
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大型株の特徴、大型株を売買するメリットはあるのか?
大型株の特徴は次の通りです。
・取引量、出来高が多く活発に取引されている。
・大型株の内、74株は日経平均株価指数に採用されてる。
それぞれ、どのようなメリットが生まれるのか?確認していきましょう。
時価総額がとても高く、有名企業ばかり。
大型株は時価総額上位100位の株。
当然他の株と比べて時価総額が多い有名企業ばかりです。
実際にどのような会社があるのか?一部確認してみましょう。
ソフトバンク、ユニクロのファーストリテイリング、KDDI、西日本旅客鉄道、東日本旅客鉄道、任天堂、イオンなどなど超有名な企業ばかりですね。
有名な大型株を取引するメリットは様々あります。
・株価予想、見通し記事が多くあり、自分で調査せずともおおよその株価予想が可能
・株価操作(仕手等)が行われにくく、個人投資家でも公平な環境で取引できる。
・急激な株価変動、意味不明な値動きをすることが少ない。
逆に、誰も知らない無名の株には次のデメリットがあります。
・決算書も簡潔すぎ、情報が少なすぎて今後の株価予想が難しい
・好決算でも注目を浴びず、ほとんど株価が上昇しないことも
有名な株を取引する。それだけで優位です。
取引量、出来高が多く活発に取引されている。
大型株は有名なだけあり、活発に取引されています。
本当にそうなのか?
実際に中型株と比較し、本当によく売買されているのか調査しました。
※平均売買代金:単位千円 過去5日間の平均値
確かに、大型株はとても活発に売買され、流動性が極めて高いことが分かります。
流動性が高い株の取引メリット。
・売りたい時に売れる。買いたい時に売ることができる。
・価格の変化が比較的緩やか。急騰したり、急落することが少ない。
流動性が低い株のデメリット
・大きな注文を出すと、株価が上昇し、平均取得単価も上昇。
・損切りも、自らの売り注文で株価が下がり、損失が膨らむことも
大型株は相場への影響を気にせず、売り買いすることができます。
大型株の内、74株は日経平均株価指数に採用されてる。
なんと、大型株100株の内、74株は日経平均株価指数に採用されています。
また他の株価指数にも大型株は多く採用されています。
株価指数別、大型株が採用されている数
日経株価指数300、300社の内、87社は大型株
TOPIX100の内、82社は大型株
TOPIXの内、92社は大型株
このように大型株は日本を代表する株価指数に多く採用されています。
実はこれも大型株を取引するメリット。その理由は日銀のETF買い入れです。
日銀がETFを購入すると、株価指数に採用されている個別銘柄の株価を押し上げる効果があります。
つまり、日銀が今後もETFの買い入れを続ける限り、大型株の株価も上昇傾向が続きやすいという状況が発生します。
実際に、日経平均株価の推移を確認してみましょう。
もちろん、下げた局面もあるため、必ず上がり続けるということではありません。
それでも、日銀が買い支えている株と、買い支えていない株を買うのであれば、前者の方が高い利益を提供してもらえる可能性が高くなります。よって、大型株を取引するだけで、自然と勝ちやすい環境で取引が行えるというメリットがあります。
※追記 後日さらに追加で調査を行いました。
1年と比較し、現在の株価が何%上昇しているのか?分布をそれぞれ調べました。
すると、大型株は60%の株が10%以上上昇したのに対し、中型株、小型株は50%未満でした。明らかに大型株の方が株価が上昇した株の割合が高いことが分かります。
大型株の取引にデメリットはあるのか?
ではここで、逆に大型株を取引するデメリットはあるのか?
大型株は大きな資金が無いと取引が行えない?

大型株は100万円といった大金がないと株を購入できなさそう。
と、いうようなイメージを持たれている方ってとても多いと思います。実際に私も株式投資初心者の頃は「大型株=金持ちが取引する株」というイメージを持っています。
そこで大型株、中型株、小型株と分類別に10万円で購入できる会社数、30万円で購入できる会社数を表でまとめました。
確かに、大型株は少しお金持ち向けの株だということが分かりますね。
30万円あれば41社の大型株を購入できるので、最低でも30万円は準備したい。
大型株は規模が大きい為、業績の精査が個人では難しい
大型株は世界で戦うグローバル企業が多数占めています。
なので、大型株の株価や業績をきちんと予想しようと思うと、個人ではとっっても大変です。
・業種も一つだけでなく複数展開。業績の良い業種、悪い業種と明暗が分かれることも
・グループ会社も数多く存在。業績の良い会社、業績の悪い会社もある。
そんな情報をトータル的に判断するのは中々難しい。
もちろん、PER、PBRといった財務指標や自社株買いの実施の有無。
世界の景況感からある程度の予測を行うことは可能です。
ただし、小型株と比較すれば株価予想の難易度が高いことは間違いありません。
とはいっても、逆に小型株は情報が少なすぎて分析を行うことが難しい。なんてこともあります。
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【2020年】おすすめ大型株・優良株・高配当
それではお待たせしました。
2020年度に期待できるおすすめ大型株、優良株、高配当株の紹介です。
売上、利益が上昇中のおすすめ大型優良株
前年比、売上高、利益額共に10%以上伸びている好業績の株。
4519 中外製薬
6981 村田製作所
7974 任天堂
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2914 日本たばこ産業(JT)
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