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【危険】FXのルーブルには手を出すな!スワップの嘘

FXのルーブルに手を出すと危険

FXのスワップポイント目当てに購入されるロシアの通貨ルーブル。

投資するのは有り得ない。資産を守りたいなら一読の価値があります。

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FXで注目の通貨、ルーブルには手を出さないほうが良い。

✔ スワップ取引でロシアのルーブルを購入しようと考えている。
✔ ロシアのルーブルはスワップ金利が高いと聞いた。
✔ Bricsの一つであるロシアの通貨に投資を勧められた。

どれか1つでも当てはまれば要注意。

ロシアの通貨ルーブルは暴落の可能性が高い通貨です。

投資で大損を抱えてしまう可能性大。

もし、FXでルーブルを購入し、スワップ取引、スワップポイントに期待されているのであればぜひ読んでみて欲しい記事です。

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ロシアの通貨「ルーブル」のスワップポイントが魅力?

FXではドル、円、ユーロ、ポンドなどのメジャー通貨だけが取引できるわけではありません。

最近では、ロシアの通貨であるロシアルーブル(RUB)も取引できるFX業者が登場しています。(IG証券、サクソバンク証券、ゲインキャピタル・ジャパンなど)

今、ロシアのルーブルは高金利通貨ということで注目されつつあります。

例えばFXでルーブルを購入し、保有しておくことでレバレッジ1倍でも年利5%以上、レバレッジを掛けると年利15%以上も可能だと試算している情報サイトもあります。

実際、ルーブルはどれくらいのスワップポイント、金利なのか?確認してみましょう。

FX ロシアの通貨 ルーブルの政策金利の推移

2003年から現在までのロシアの政策金利は次のように推移しています。

ロシアの政策金利の推移

最新のロシアの政策金利の推移はこちら

FXのスワップ金利の元になる政策金利のおおまかな履歴

  • 2003年~2008年 6.5%
  • 2009年4月 10.5%に上昇
  • 2010年7月 5%に下落
  • 2014年12月 なんやかんやあり、17%に上昇
  • 2020年2月 17%から下落し、現在6.00%の金利
2014年には政策金利が一時期17%という高い金利を付けた後、次第に低下していき2020年2月時点には6.00%へ下落しています。

同じ資源国通貨であるオーストラリアの政策金利は0.75%
あの米国でさえ、政策金利は1.0%~1.25%です。

比較すると確かにロシアの政策金利は異常に高い

オーストラリアやアメリカの通貨でなく、ロシアルーブルを購入すれば、4倍~8倍近いスワップポイントを効率的に稼げそう。と感じてしまう。

ですが、あなたもご存じの通り、スワップポイントの取引では為替レートの変動を考慮する必要があります。

いかにスワップポイントで大きな収入を得たとしても、通貨の価値が大きく下落してしまっては、大損で終わってしまいます。

そこでロシアルーブル円の為替レートの推移を確認してみましょう。

確認すると、ロシアルーブル円は大昔から現在まで、暴落を続けていることが分かります。

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ロシアルーブル相場の推移

これはロシアルーブルの対円のチャートになります。(1996年~2019年)

ロシアルーブル円 RUB/JPYのチャート推移

見て分かる通り、1998年に急落、その後じわりじわりとルーブルの下落が続いていることが分かります。最新のロシアルーブル円のチャートはこちら

何が起きているのか?ロシアルーブル円の歴史を確認していきたいと思います。

まず、気になるのが1998年のルーブルの急落です。

1ルーブル21円近くあった価値が、ストーンと3.7円近くまで急落しています。

1998年 ロシア財政危機により、ルーブルの価値急落

当時、世界経済はアジア通貨危機の余波により不況まっただ中です。

そんな中、ロシアの財政を支えていた天然資源の輸出価格が低下、加えて発生した急激なインフレにより、ロシア中央銀行は対外債務の90日間支払いを停止するという処置を行いました。(債務不履行)

通貨の単位を1000分の1に切り下げるデノミも実施されるほど大きな出来事でした。

デノミ:新貨幣を発行し、今の1万円は明日から10円ね!というように通貨の価値を大きく引き下げるような施策。

債務不履行、デノミのダブルコンボで通貨は売られに売られ、1ルーブル21円から3.7円近くまで下落しました。

2008年6月頃 原油価格が過去最高値 ルーブルも連れ高

ロシアは資源輸出国なので、ルーブルは原油といった資源価格の影響を受けます。

サブプライムローン問題などにより2008年6月頃はWTI原油相場は過去最高水準である1バレル140ドルを記録しました。

原油高によりロシアのルーブルだけでなく、様々な資源国通貨が総じて連れ高となりました。

参考資料 ルーブル高の一因となったWTI原油先物

WTI原油先物チャート

最新のWTI原油価格チャートはこちら

2008年頃、原油価格は急騰。この影響で3.7円近くまで下落していたルーブル円ですが、4.6円近くまで復活することになります。が、見て分かる通りその後原油は暴落。ルーブルも暴落へ。

今では米国のシェールオイル戦略により、原油価格の上値は抑えられています。

今後、かつてのような原油価格高騰によるルーブル高はとても見込めません。

2014年12月~現在 ルーブル暴落中

原油高により、ルーブルの価値も一時期は安定していました。

しかし、その後色々ありまして、米国から経済制裁を受けます。

さらに2013年から2014年にかけて、1バレル100ドル近くあった原油価格が50ドルを以下まで暴落。

と、追い打ちをかけるようにロシアに危機が訪れます。

2014年12月に政策金利が17%に上昇したもの、これらの影響です。

ロシアルーブルの信用が無くなった為、金利を17%にしないと国債の買い手が誰もいない。そんな状況に陥った為の金利高騰です。2014年はつい最近。知らないところでロシアはヤバイ状態に陥っていました。

現在ロシアルーブル円の価値は1ルーブル1.74円です。

21年前と比較すると、91%も通貨の価値が失われています。
5年前と比較すると、40%も通貨の価値が下落しています。

もしかすると、今FXでルーブルを購入したとしても、5年後にはまた40%近く価値が下落しているかもしれません。

仮にロシアルーブルのスワップポイントが破格の年利6.00%だったとしましょう。
※ロシアの政策金利6.00%

6.00%×5年=30.0%のスワップポイントが得られると計算できます。

でも、通貨の価値がまた40%も下落してしまえば、-10%の運用損ですね。

ロシアルーブルは投資しても、受け取れるスワップポイントよりも、通貨価値の下落に伴う損失の方が大きくなる公算大。

ロシアルーブルをスワップ+差益狙いの買いなら勝てる?

スワップ金利の高い、ロシアルーブルをロングのみで取引すれば、差益とスワップポイントの両取りができるから勝ちやすい。

差益とスワップポイントの両取りは賢い選択なように見えます。

が、これは実は誤りで、むしろ負けやすいトレードの1つです。

スワップポイントが高いからといって、

MACDはゴールデンクロスのサインのみ従う。デッドクロスではトレードしない。
RSIの売られすぎゾーンに到達したら買う。買われすぎではトレードしない。

といった取引に制限を掛けることで勝率は上がりません。

これは次のように分析が大好きな私がシステム的に導き出した結論です。

「これからルーブルが上昇するかもしれない」というサインに従って売買すれば、スワップ金利と売買差益の二重取りが可能になる。

このような優位性・エッジは現在のFXにありません。

昔はルーブルなどの高金利通貨の買いトレード専門でも稼げた

1998年 外国為替及び外国貿易法の改正によりFXがスタートします。

スタート直後の2000年から2007年頃は世界的に見てもFX(外国為替市場)の市場規模自体が小さく、日本人トレーダーの動向が為替相場に強く影響を及ぼしていました。

そんな中、経済にド素人のトレーダーが、スワップポイントが高いからといって高金利通貨をこぞって購入していました。

これにより金利の高い通貨はガンガン購入されるというバブル相場が形成

ちなみに日本のトレーダーのことを「なでしこトレーダー」と海外が報道するほどに、高金利通貨をロングする日本のトレーダーが為替市場を動かしていた。当時はそんな時代でした。

この時期は円を売って、ロシアルーブルなり、オーストラリアドルなり、高金利の通貨を買えばだれでも稼げる時代でした。

仮想通貨バブルも最初に投資をした人が億トレーダーになりました。

当時、それと似た現象がFXにも起きていました。

今は高金利通貨=通貨安の傾向。するならショート

昔高金利通貨を購入すれば誰でも稼げる。そんな時代は終わりました。

今は外国為替市場自体が大きく成熟し、経済に詳しいプロの取引が多くを占めるようになりました。

この結果、高金利通貨=通貨安になる。という経済的メカニズムが働くようになり、高金利通貨はショートした方が為替差益を得やすくなっています。

ロシアルーブルの取引を行うのであればロングではなく、ショート。ショートで稼ぐ方が理に適っています。

さて、そもそもなぜロシアは政策金利を高く設定するのでしょう?

これを理解すると、ロシアルーブルが下落する理由も見えてきます。

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なぜロシアの政策金利は高いのか?

なぜロシアの政策金利は6.00%という破格の数字なのか?

これはロシアのインフレに原因があります。

ロシアは高インフレ国。インフレに合わせた政策金利

物価が高くなる現象「インフレ」。

各国の中央銀行は物価上昇率(インフレ率)を把握しています。

もし、インフレが発生している傾向が見つかれば、政策金利をインフレ率に合わせた金利に設定します。

極端な話ですが、モノの値段が1年後には2倍に上昇するというインフレであれば、手持ちの現金も2倍近く増加するような政策金利でなければ、経済は破綻します。

そんなことが起きない用、自国の物価上昇率(インフレ率)に合わせた政策金利を設定し、経済をコントロールするのが中央銀行の重要な役目です。

政策金利が高い国=物価上昇率の高い国

政策金利の高いロシアは、インフレ(物価の上昇)が発生していると推測できます。

ロシアの消費者物価指数を確認しましょう。

ロシア 消費者物価指数の推移

最新のロシア消費者物価指数はこちら

ロシアの過去5年間の物価上昇率の推移ですが、2015年は10%を超えるインフレが発生。例年高い水準のインフレが継続していることも分かる。

インフレは、お金の価値が減少し、物の価値が上昇する現象です。

今まで100ルーブルで買えていた飲料水が1年後には105ルーブルでないと買えない。これは1ルーブル辺りのお金の価値が減っていることを意味しています。

インフレしている国の通貨は、他国の通貨と比べても価値が目減りしている。

言い替えると、「FXでロシアルーブルを購入する=通貨の価値が減少し続けている国の通貨をFXで購入する」となります。

ロシアルーブルは通貨の価値が下落する運命

私はスワップポイント目当てに、FXで高金利通貨を購入することは反対です。

要約すると高金利通貨の通貨は価値が必ず下落する。という内容です。

またロシアルーブルについてはこちらでも記事にまとめています。

ロシアルーブルに投資しない方が良いよ。という内容をこの記事よりも盛り込んでいます。

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FXのルーブルには手を出すな!スワップの嘘 まとめ

・ロシアの通貨ルーブルは暴落の可能性が高い
・ロシアの政策金利は年6.00%と確かに高い
・ロシアルーブル円は21年前と比較すれば91%も下落
・ロシアルーブル円は5年前と比較しても40%も下落
・年6.00%のスワップだったと仮定しても、為替差損の方が大きい
・ロシアルーブルのロング取引も選択肢にはならない。
・高金利通貨への投資で稼げたのは昔の話
・ロシアは高インフレ国、絶賛通貨の価値下落中

 

外貨預金、スワップポイントで稼ぎたいのであれば、シンガポールドルと人民元がオススメです。参考:シンガポールドル解説記事シンガポールドルを毎月3万円積立た結果人民元解説記事
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