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ROEとROAの違いとは?株取引でのROEの使い方

ROEとROAの違いとは?株取引でのROEの使い方

ROEとROAの違いは?どう使い分ければいいの?

とれろく
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そんな疑問を抱えている投資家にROEとROAの違い。また株取引でのROEの使い方について解説したいと思います。また海外の投資家はROAよりも、ROEを重視。その理由も解説していきたいと思います。

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ROEとROAの違いとは?

 

ROEとROAは企業の収益性を測る指標ですが、計算式が少し異なります。

ROEとROAの違い、計算式説明図

ROEとROAの違い説明図

ROEは利益を純資産(自己資本)で割り算するのに対し、ROAは利益を総資産で割り算します。結果、計算結果のパーセントが大きく変化します。

とれろく
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ROE,ROAともに数値が大きいほど優秀な企業だと評価できます。ただし、ROEは極端に数値が大きくなる場合もあるため取扱い注意です。

ROEは自分の持っている純資産でどれだけ稼いだのかを示し、ROAは全ての資産でどれだけ稼いだのかを示す。この為、稼ぐ利益は同じでも負債(借入金)が少なければ少ないほどROEは大きくなります。

図式 負債が多いほどROEは高くなりやすい

A社は無借金経営。この為、ROAとROEは同じ値です。対してB社からD社。総資産に占める負債(借入金)の割合が大きくなる会社ほどROEの値が大きい。

とれろく
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D社は多額の借入を行い、それを運転資金とし利益をあげていますね。ROEだけで評価すればD社がズバ抜けて優秀ですが、無借金経営のA社も評価すべき。となるとROEだけを使って会社を評価するのは望ましくないことがわかります。

実際、高ROEの会社=優れた会社ではありません。高ROE会社の株価チャートを見てもよく分かります。

ROE102.56  東証1部 (株)シー・ヴイ・エス・ベイエリア(2687)

東証1部 (株)シー・ヴイ・エス・ベイエリア ROE 102.56

ROE 90.48 東証2部 (株)東芝(6502)

東証2部 (株)東芝 ROE 90.48

どちらもROEが90%を越えているため、非常に稼いでいる会社というイメージを抱きます。が、株価チャートはパッとしない動きですよね。

これは両社ともに経営難により、純資産が大きく減少。この結果、利益÷純資産で計算されるROEの値が高い数値となっただけです。

とれろく
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ROEは負債の大きさ、純資産の大きさに大きな影響を受けます。だからROEだけで会社を評価するのは危険。

このように解説すると「ROAの方が扱いやすく、優れた指標かな」と思う方も多い。ただ、ROEにも優れた点があります。

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ROEとPBRを組み合わせる

株価が割安かどうか測るPBR。PBRとROEは非常に相性が良く、将来のPBRを予測するのにROEが役立ちます。

PBRは企業の純資産と株式時価総額を比較し、1以上であれば割高。1以下であれば割安だと判断します。しかし、株式時価総額は”将来の期待値を含めた株価”となるため、PBRだけを見ては正確な判断ができません。

とれろく
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例えば企業の持つ純資産に対し、株式時価総額が10倍以上という高PBR銘柄。単純に考えれば非常に割高な株価なため、買わない方がいいですよね。でも、実際はそんな高PBRでも割安な銘柄が存在します。

例えば、近年の純資産が勢いよく増加していれば、将来的には今の20倍以上の純資産に増加すると予測できます。この場合、PBR10倍であっても割安な株価と判断できます。

図解 PBRだけでは割安、割高を評価できない。

PBRだけでは企業を評価できない図解

そこで使うのがROE。自己資本利益率です。

ROEは利益÷純資産(自己資本)で計算されるため、企業の純資産がどの程度のスピードで増加しているのか?知ることができます。例えばROE30%が10年続けば純資産は13.8倍へと増加します。

自然と高いROEを維持している会社はPBRも当然高い値となります。

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逆に低ROEなのにPBRが高い場合、ただの市場人気・注目を浴びた結果、株価が高まっている可能性があり、高値掴みとならないよう慎重に取引しましょう。

また高ROEなのにPBRが低い場合、今年の利益はたまたま運が良かっただけ来期以降は続かない。と市場で評価されていることも。もしくは市場で未注目のお買い得株の可能性があります。

お買い得株を探し、低PBR、高ROE銘柄に投資する手法の1つがバリュー投資。例えばPBR-ROEモデルによる投資収益は他の取引手法に比べ、優秀だと言われています。

バリュー投資。低PBR-高ROEモデルによる投資収益

PBR-ROEモデル戦略

シンプルなバリュー投資の代表、低PBRより引用

ROEは負債の大きさ、純資産の大きさに影響を受けるというデメリットを持ちます。ただし、PBRと一緒に見ることで投資手法の幅が広がる、良指標。

ROEの平均値

ROEの平均値は間近2018年で9.4%。リーマンショック前の2007年9.4%となっており、日本企業のROE目安は9.4%前後だと判断できます。

ROEの平均値グラフ

経済産業省 2019年11月説明資料より(PDF注意)

米国や欧州は日本よりも高いROEを維持しています。この為、海外株は日本株右肩上がりの上昇トレンドを描きやすい。ダウはガンガンあがるのに日経は上がらない。そんな相場を良く見かけますが、これはROEの差が影響しているのが原因です。

ROEが高くなる要因には利益率の差、負債の量などがあるものの、もう1つ。配当や自社株買いにより、どれだけ株主還元をしているのか?という要因があります。

配当金を多く支払ったり、自社株買い積極的に実施すると、純資産(自己資本)が減少するため、利益÷純資産(自己資本)で計算されるROEは高くなります。

この為、高ROE銘柄は純資産の成長性が高いだけでなく、株主還元姿勢も高いと評価することができます。

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海外勢が日本株購入時にROEを重視するのは成長性が高く、株主還元姿勢の高い会社を狙い打ちにしたいためです。

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ROEとROAの違いとは?株取引でのROEの使い方 まとめ

ROEだけで会社を評価することは難しい。

使うならPBRを組み合わせ、将来の純資産をROEで予測し、現在のPBRが適正かどうか?に焦点を当てて、株式を評価するのがオススメ。

海外勢がROEに注目するのも、高い成長性、また高い株主還元姿勢のある会社を見つける為。

とれろく
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ROEランキングなどを見るのは無く、証券会社のツールを使ってROE○%以上、PBR○倍以下。という感じでスクリーニングしていくと、お買い得銘柄が見つけやすい。海外勢も注目する株の為、逆張り買いも積極的に取引してみたいところ。

他にも株式投資家に役立つ記事を書いています。良ければ下記の関連記事より読んで貰えると嬉しいですね。

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