コロナ禍が長引く中、為替取引に関する海外業者の不祥事が多発しています。
その中でも一番怖いのが出金に関するトラブル。実際、海外FX業者の規制照会アプリ「wikiFX」でも、出金に関するレビュー・投稿が50%以上を占めています。

日本で集客を行っている人気の海外FX業者トップ3(AXIORY、GEMFOREX、XM)はきちんと出金できるのか?「wikiFX」の真相公開情報を利用し、検証していきたいと思います。
今回検証に使うアプリ「WikiFX」とは?
今回、検証に使ったアプリはこちら。
■WikiFX
WikiFXは、外為取引プラットフォームの正規性、合法性、真実性の検索を提供する第三者サービス。WikiFXはユーザーに外為取引プラットフォームの資料検索、監管検索、ライセンス検索、リスクを晒す、信用評価、プラットフォーム鑑定、プラットフォーム監視、クレーム対応、信用報告ダウンロード及び関連プラットフォーム検索など多数のサービスを提供する。偽取引商が鑑別できるように、外為投資者の投資安全を守る。
WikiFXは世界中のFXトレーダーに使われているFX業者の評価アプリ。
掲載中の海外FX業者は2万7千件以上。世界中に利用者がいるため、口コミもアメリカ、南アフリカ、タイ、バングラデシュ、台湾、インドネシア、中国、ベトナム、日本、シンガポール、イタリアなど様々な国から寄せられています。

投稿内容は日本語に自動翻訳されています。若干の読みにくさを感じるものの、とても嬉しい機能。
公平な評価、世界の口コミを確認できる優れたアプリ。
私も海外FX業者の評価を調べる時に利用しています。無料のアプリなので海外FX業者の評価が気になる人は是非インストールしてみて欲しい。
では早速、本題へ。
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Axioryの出金拒否情報
Axioryは中央アメリカのベリーズに登記しているAxiory Global Ltdが運営。Webサイトは同グループのPT International Limited(英国)と共同で運営しています。
ベリーズの国際金融サービス委員会(International Financial Services Commission:IFSC)に登録が確認できる真っ当なFXブローカー。
WikiFXの真相公開投稿は2件あり、いずれも出金に関する投稿でした。
内1件は住所証明書の期間が切れになったとAxioryより指摘、出金不可能となったという投稿です。※現在は解決済み。
2021年5月末時点WikiFXスコアは5.37。
GEMFOREXの出金拒否情報
GEMFOREXはニュージーランドのGEM GROUP NZ LIMITEDが運営。
ニュージーランドの金融サービスプロバイダー(Financial Service Provider:FSP)として登録しています。
ただし、ニュージーランドの金融市場庁(The Financial Markets Authority:FMA)の金融デリバティブの発行者(Derivatives issuers:DI)ライセンスのリストには収録されていません。
本来、為替サービスを提供するには、ニュージーランドのDIライセンスが必要。GEMFOREXは事実上、ライセンス無しで為替投資のサービスを提供しています。
真相公開の投稿は全部で4件。出金拒否のクレーム、システム障害の投稿など。出金拒否の投稿はビットコイン入金を利用した後、出金しようとすると「メンテナンス中」だからという理由で拒否されてしまったという内容。

実際、今でもビットコイン出金はメンテナンス中で利用不可。FX業者の急なサービス変更により出金が出来なくなるのはいかがなものかと・・・。
2021年5月末時点WikiFXスコアは2.88。評価が低すぎるので利用しないでくださいという通知付き。
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XMの出金拒否情報
世界中で為替サービスを提供しているXM。オーストラリア、キプロス、ベリーズ、セーシェル、ドバイのライセンスを取得しています。
口座開設のフローで確認できる利用規約では、日本人の口座開設はセーシェルの金融サービス機構(Financial Service Authority)の証券ディーラーライセンスの元で、契約されると記載があります。
真相公開コラムには18件の投稿があり、出金できない内容は5件。その他すでに解決済みになっている出金問題も数件あります。
2021年5月末時点WikiFXスコアは7.99です。
海外FX業者は危険?
ボーナス・最大レバレッジといった理由で海外のFX業者を選ぶ日本のFXトレーダーが少なくありません。
しかし、資金の安全性の面からみると、日本の証券会社で投資を行うべきです。
海外でライセンス取得していても、オフショアライセンスで、日本の金融規制のような完全信託保全制度はありません。
また日本の証券会社は自己資本規制比率などの公開義務があって、会社の資金の安全性を各社のウェブサイトで確認できます。

金融庁は日本で無登録営業を行っていた為替業者に対して、警告も出しています。
最近多発している出金拒否の悪徳業者は基本的完全ノンライセンスの状態で、元本保証・プロトレーダーが指導・ハイリターンノンリスク・ロマンス営業などの様々な手口で勧誘をしています。

取引しているFX業者は大丈夫なのか?取引しようとしているFX業者は本当に大丈夫なのか?出金拒否される可能性はないのか?世界中の口コミが集まる「WikiFX」で検索してみることをオススメします。
■世界中の口コミが集まる海外FX業者まとめアプリ「WikiFX」