CHUWIのミニPC「HeroBox Pro」ってコスパ良いの?スペックやベンチマークはどれくらい?前機種との違いや、他メーカーと比較して買いなのか?
そんな疑問が解決できるようCHUWIの「HeroBox Pro」について徹底解説!結論から言うと、前機種とCPU単一の性能は負けるものの、総合スペックは勝ち。メモリ増設もできるし、グラフィック性能も高い。他メーカー品で同等スペック品があるものの、価格やメーカーの信頼度で比較するならHeroBox Proは十分購入候補。では早速解説を始めていきましょう!
CHUWIってどんな会社?
CHUWIは「CHUWI」と書いてツーウェイと読みます。チュウイとは読まないので注意しましょう。(迫真)
聞きなれない会社だと思う方も多いですが、実は年商150億円を超える中国有数のIT機器メーカー。1600平方メートル以上の生産設備を持ち、資本金も3億円越え。アメリカ、ドイツなど世界各国で評判のメーカーです。
関連記事 【資本金3億以上】中国のCHUWIの評判ってどうなの?どんな会社?安全?
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CHUWIのミニPC HeroBox Pro
そんなCHUWIが2021年に発売した新ミニPCがHeroBox Pro。
今回は「HeroBox Pro」と2019年発売の前機種「HeroBox」と比較し、何がどれほど進化したのか?また他メーカー品と比較してコスパが良いのかどうか?比較検証レビューをしていきたいと思います。
HeroBox Proと前機種 HeroBox スペック比較表
HeroBox Proの方が最新機種だからスペックも上位互換なはず。と思いきや実はそうではありません。
CPUの処理速度だけで見た場合、前機種のHeroBoxの方が4コア・4スレッドなだけありベンチマークが優秀。複数の処理は前機種HeroBoxに分があります。
項目/機種名 | HeroBox Pro | HeroBox |
---|---|---|
OS | Windows10 | Windows10 |
CPU | Celeron N4500 | Celeron N4120 |
コア・スレッド | 2コア・2スレッド | 4コア・4スレッド |
周波数 | 1.1GHz | 1.1GHz |
バースト周波数 | 2.8GHz | 2.6GHz |
キャッシュ | 4MB | 4MB |
CPUベンチマーク (PassMark) | 2,111 | 2,481 |
メモリ | 8GB(最大16GB) | 8GB(最大8GB) |
SSD | 256GB | 256GB |
GPU | 11世代Intel UHD Graphics | インテル® UHD グラフィックス 600 |
GPUベンチマーク (Fire Strike) | 2,011 | 391 |
GPU周波数 | 350 MHz~最大750MHz | 200 MHz~最大700MHz |
インターフェイス | USB3.0×2、USB2.0×2、TypeC×1 HDMI×1、VGA×1 | USB3.0×2、USB2.0×2、TypeC×1 HDMI×1、VGA×1 |
通信 | Wifi、Bluetooth4.0 | Wifi、Bluetooth4.0 |
特徴 | VESAマウント付き | VESAマウント付き |
目安価格 | \25,500 | \24,500 |
ただし、これはCPU単一の処理速度だけで評価した場合。総合的に見ればやはり、HeroBox Proの方が高スペック。
例えばHeroBox Proはメモリ増設可能で最大16GBまで拡張可能。前機種は8GBが最大です。動画や3Dゲームの描写に影響するGPUもHeroBox Proが圧勝。GPUのベース動作周波数は1.5倍もの差があります。※インターフェースや通信規格に差はありません。
いくら前機種のCPUが優れてるといっても、ベンチマーク差は僅か。総合的に見ればやはり2021年に発売された最新機種のHeroBox Proが購入候補となります。値段が1,000円ほど上がるものの微々たるもの。
ツイッターでもHeroBox Proの購入者が多く見つかり、分解した画像やレビューが多く見つかります。
ファン付きヒートシンクとSSD外した HeroBox Pro pic.twitter.com/3ok59eZab6
— msaitoh (@gussunoyoyo) July 8, 2021
CHUWI HeroBox Proの設定ひとまず完了。
— Dakiny (@Dakiny) October 16, 2021
OSはWin11 にアップグレード。Celeron N4500, RAM8GB, SSD256GBという低スペックだけどWebはサクサクで動画はフル画面でコマ落ちなし。
Win 11対応のミニPCは2万円台で買えるから2世代前の古いPCを裏技でWin11にして使うぐらいなら買い替えた方が幸せかも。 pic.twitter.com/fIc5gSW3uH
HeroBox Proを開封。
— クロ@ボドゲ沼🎲 / たまむらの三月兎🐇 (@gumto) June 23, 2021
VESA固定用ステーと電源アダプタのみ。潔い。 pic.twitter.com/kjedNCGfUP
家庭内サーバー化するためにミニpc「HeroBox Pro」を買ったので #ウマ娘 をやらしてみる。
— 神岡剣@iPhoneうぜぇ (@kamiokaturugi) September 5, 2021
CPU:Celeron N4500
メモリ:8GB
グラフィックは厳しいと思ってたけどCPUも案外カツカツやなw
まあでも軽量グラフィックなら多少カクツクけどやれんことはないな。
まあ、2万1千円のpcでもウマ娘できる! pic.twitter.com/9XSNTZoSpI
CHUWI 新ミニPCがHeroBox Pro
CHUWIのミニPC「HeroBox Pro」は他メーカー品と比較しても買いなのか?
これまで様々なミニPCメーカーを調べたり、スペックと価格の比較を行ってきました。
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そんな経験からHeroBox Proを評価するなら、十分購入候補になるミニPCです。
例えばBmaxの同じ価格帯の格安ミニPC B2はCPUのベンチマークは823とHeroBox Proの半分程度なので却下。
SkynewのミニPCは1年保証+国内メーカー製造ということもあり、HeroBox Proと同等スペックのミニPCを購入すると1万円~2万円ほど値段が高い。
HeroBox Proと争うレベルの高コスパ・格安ミニPCを作っている所と言うと、Otazak、MeLE、Suncallの3つ。
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ただし正直に言うと、OtazakとSuncalは中国語検索で調べても、メーカーらしいメーカー情報は出てこず、中国国内の別会社にOEM製造している、という所までしか分かりませんでした。ちょっと購入を躊躇うブランドです。
MeLEはCHUWIと同じくちゃんとしたメーカーですが、規模を比較すると中小。CHUWIの方が世界的に見てもミニPCメーカーとして上位。
そんな理由からCHUWIのHeroBox Proは十分買いなミニPC。後は財布と相談ですね!
CHUWI 新ミニPCがHeroBox Pro