AOPEN 22MX1Qbmiixってどんなモニター?レビューや口コミを探してる?買って大丈夫なモニター?
そんな疑問が解決できるよう、AOPEN 22MX1Qbmiixを徹底レビュー!結論から言うとオススメしない。絶対に他のモニターに変更すべき。代替え候補は「22ML2Qbix」です。どうしてオススメしないか?解説していくよ!
AOPEN 22MX1Qbmiixってどんなモニター?
安価なゲーミングモニターが欲しいという人が選ぶAOPEN 22MX1Qbmiix
モニター大手のAcerが手掛けるモニターブランドの1つ「AOPEN」。Nitoroシリーズなどと比べると、ゲーミング入門者向けのモデルが多い。
22MX1Qbmiixもその1つ。応答速度は1msと高い水準ではあるものの、リフレッシュレートは75Hz。1秒間に表示するコマ数が75枚と標準レベルなので”映像が非常になめらかに動く”という体験はできないが、残像感少ないゲームプレイが可能なため、目の疲れや頭の疲労も軽減される。
そして値段がとにかく安いのが特徴。値段と性能だけを見れば即決したくなる気持ちも分からないけど、このモニターのTNパネルはダメだ。私はオススメしないぞ!
22MX1QbmiixのTNパネルは性能が低い
メーカーに怒られそうだけど・・・。書いちゃいます。
AOPEN 22MX1Qbmiixの画質に影響を及ぼすスペックをまとめると次の通り。
項目 | 性能 |
---|---|
表示色 | 約1670万色 |
パネル | TNパネル/非光沢 |
最大解像度 | フルHD(1920×1080) |
視野角 | 水平90° / 垂直65° →性能低すぎる |
輝度 | 200cd/㎡ →性能低すぎる |
コントラスト比 | 600 : 1 →性能低すぎる |
AOPEN 22MX1Qbmiixの画質に3つの問題があります。
1つ目はTNパネルを採用している点。それも性能の低いTNパネル。
TNパネルはモニター標準のIPSパネルと比較し、5,000円~10,000円程度安い。「あらお買い得、めっちゃ魅力的」と、感じるもののTNパネルは視野角が狭く、画面の隅っこの色ムラ、斜めから見ると色がおかしくなりやすいというデメリットがめっちゃ大きい。
ひとによってはTNパネルは嫌い。と評価する人も多い。
やっとこさデュアルモニタになったぜ(左が新しいモニタ)
— New3菌 (@New3k1n) June 13, 2020
角度があると右のTNパネルは見にくいね pic.twitter.com/LvcuC8Dwyp
サブモニターをIPSパネルにしたいな。TNパネル見にくい。
— Kazuo (@KazyLewis) August 13, 2020
TNパネルのゲーミングモニター買ったけど、やっぱり見にくいからIPSに買い替えよう。
— 【IEA】ノブちゃん (@nobu_c_pic) May 28, 2021
という感じでTNパネルは避けられがち。※といってもNitoroシリーズの高級モデルなんかは進化したTNパネルなので例外。あれは綺麗。
22MX1Qbmiixの視野角(綺麗に見える範囲)は水平90度の角度しかありません。IPSパネルは178度という広い視野角を持っているため、ほぼ真横から見ても映像が綺麗。でも、22MX1Qbmiixは視野角がめっちゃ狭いから、少し斜めから見ただけで歪んで、色むらがあるように見える。水平90度はという視野角はTNパネルの中でも限りなく低い水準。
輝度が200cd/㎡しか無いのもダメだ。輝度はモニターの明るさを示す性能。普通のビジネスモニターでも250cd/㎡はあるよ。モニターは明るくない。暗め。
コントラストも600:1と低い。コントラストが高ければ高いほど色彩豊かな映像を再現できるが、低いと全体的に淡い映像に見える。いまどき、最低でも1000:1程度のコントラストが主流なのに600:1ってめっちゃ低いぞ。
というわけで、22MX1Qbmiixの画質はめっちゃ低いぞ。大事な事なのでもう一度言っちゃうけど、めっちゃ低いぞ。
22MX1Qbmiixのゲーミング性能は入門者向けで合格
項目 | 性能 |
---|---|
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 1ms(TVR) |
ゲーミング | FreeSync 対応 |
222MX1Qbmiixは応答速度1ms、リフレッシュレート75Hzと入門者向けスペック。
欲を言えば、リフレッシュレート(1秒間のコマ数)が144Hz~のモニターを購入したいものの、値段が高い。初めから144Hz~のモニターを買うのではなく、まずは75Hzで様子見もアリな選択。
特に22MX1Qbmiixは応答速度が1msと性能を十分体感できる水準にあります。
※応答速度=画面の色が切り替わる速さ。1ms=0.001秒
一般的なビジネス用モニターだと応答速度は5ms程度。1msと5msの違いで、75Hzのモニターでどの程度の影響が出るのか?計算すると次の通り。
1秒間の間、色が変化している時間の比較
5ms=0.005秒×75枚=0.375秒。1秒の内、37.5%は色がボヤけている。
1ms=0.001秒×75枚=0.075秒。1秒の内、7.5%しか色がボヤけていない。
という結果で5msは常にボヤけっぱなし。残像MAXといって良い。応答速度1msのモニターは残像やボヤけの少ない綺麗な映像。
他機との接続性は標準。スピーカー内蔵は嬉しい
22MX1Qbmiixに搭載している接続端子は次の通り。
項目 | 性能 |
---|---|
入力信号 | アナログ、デジタル対応 |
入力端子 | ミニD-Sub 15ピン×1 HDMI 1.4×1 音声入力端子:搭載 ヘッドホン端子:搭載 |
スピーカー | 2W+2Wステレオスピーカー |
22MX1Qbmiixはアナログ端子とデジタル端子の両方に対応しています。
ゲーミングパソコンを持っていない人、少し古いパソコンを使っている人でもアナログ端子を使って簡単に接続できるのは◎
もちろん、HDMI端子にも対応しているため、PS4、PS5、任天堂switchといったゲーム機の接続もOK。スピーカーを内蔵しており、さらにヘッドホン端子が付いているのは嬉しい。
スタンド機能は必要最低限
22MX1Qbmiixは非常にシンプルなスタンドを搭載しています。
項目 | 性能 |
---|---|
角度・高さ調整 | チルト角:上15° / 下5° スイベル機能:なし 高さ調整機能:なし ピボット機能:なし |
モニターアーム | 100mm×100mm |
上下の角度調整しかできず、左右の角度を調整したり、高さの調整は不可。
自分に合わせて微調整をしたい場合、左右の角度調整は台座ごと動かしたり、高さがイマイチな時はモニター台やモニターアームを使ってカスタマイズする必要があります。
できれば画面の高さが調整できるモデルが良いものの、そんなモニターの値段は高い。これは我慢かな。
22MX1Qbmiixを買っても大丈夫な人
- とにかくスピーカー付きの値段が安いモニターでなければ駄目な人
- ゲームが楽しめるスペックを持つモニターが欲しい人
- 古い機器とも相性の良い、汎用性の高いモニターが欲しい人
- パソコンとゲーム機を併用して繋ぎ、切り替えて遊びたい人
22MX1Qbmiixを買わない方が良い人
- 安いモニターといっても、ある程度の画質が欲しい人
- ガチガチの本気ゲーマー。0.1秒が命取りになるユーザー。
- モニターの高さや角度が自由自在に変えられるモニターが良い人
22MX1QbmiixのTwitterでの評価は?
ではここで22MX1Qbmiixのリアルな口コミをTwitterでチェックしてみよう。結果→全然見つからない。Youtubeにも動画無し。
全く話題になっていない。
AOPEN 22MX1Qbmiixのレビューまとめ
AOPEN 22MX1Qbmiixは確かに安い。ゲーミング性能も備えている。接続性も良好でスピーカー内蔵は嬉しい。
だが、パネルがダメだ。使っているパネルの性能が低いため、少し斜めから見るだけで映像が変になるし、モニターも暗い。コントラストも低すぎて映像が淡い。本当に価格最優先の人にはオススメできるけど・・・・。
いかにスピーカー内蔵で安く購入できるゲーミングモニターだとしても、私はオススメしない。
替わりに同じゲーミング性能、同じくらい安い、なのに画質が段違いに良い「AOPEN 22ML2Qbix」をオススメしたい。
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こちらはTNパネルではなく、万能・標準的なIPSパネルを搭載。ゲーミング性能は一緒。1つ悪い点をあげるとスピーカーが内蔵していないだけ。
今時、スピーカーは2,000円以下で購入できます。コレじゃない感たっぷり画質のモニターを購入して後悔するぐらいなら、性能安定のモニターを購入し、別途スピーカーを用意するほうが絶対に良い。
IPSパネルで映像綺麗。価格も安い。絶対オススメ→AOPEN 22ML2Qbix