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出来高と売買代金。どっちを使うべき?その違いを解説

※記事内広告有り

出来高と売買代金。どっちを使うべき?有効性の違いについて解説

株の出来高と売買代金。どっちを見ればいい?違いは?

とれろく
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今日のテーマは株の出来高と売買代金です。どちらも銘柄の人気度、注目度を知ることができる指標ですが、それぞれメリットやデメリットが存在します。

出来高ランキング、売買代金ランキングを使って株をスクリーニングされる方には特に参考になる内容です。

ポイントをしっかり押さえ、出来高と売買代金を使い分けるようにしましょう。

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出来高と売買代金の違い

先に結論部分、出来高と売買代金の違いをまとめると次のようになります。

出来高とは売買が成立した株数

出来高は1つの銘柄が異なる期間で注目度がどのように変化したのか?比較が行いやすいというメリットを持ちます。

例えば5月と6月では、注目度がどの程度変化したのか?注目度が上がっているのか、下がっているのかを比較するのに出来高は適しています。

出来高の期間比較チャート

黄枠と赤枠だと明らかに後者の方が出来高が小さい。高値は更新したものの勢いが無いことが出来高から見て取れます。

また出来高は株価が大きくなろうと、小さくなろうと、売買された株数は変わりません。この為、株価に左右されず、注目度の変化を比較することができます。

ただし、株価が小さい低位株の場合、出来高が急増したとしても金額で見れば軽微なことがあるのに注意が必要です。

例)出来高は低位株に注意が必要
A・株価100円×出来高1,000,000株=売買代金100,000,000円
B・株価5,000円×出来高50,000株=売買代金250,000,000円
とれろく
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Aの方が出来高が多いものの、売買代金ベースではBの方が多い。出来高が多いからといって株式市場で一番注目されている株ではありません。

売買代金とは株価×出来高で計算される金額

売買代金は出来高と違い、株式市場全体でその銘柄がどの程度注目されているのか?比較するのに適した指標です。

A株に好材料が報道されたけど、株式市場全体ではどの程度注目されているのか?他銘柄と比較しつつ、注目度を調査するのに売買代金が使われます。

例えばこちら、とある日の出来高ランキングです。
出来高ランキング

出来高ランキング1位になるぐらいだから、市場でも大きな注目を浴びたのかな?と受け止めがちですが、同日の売買代金ランキングには入っていません。

売買代金ランキング

どの株が株式市場で一番注目されたのか?知るには売買代金が最も適しています。

また売買代金は株価×出来高で計算されるため株価が大きいか、小さいかによって金額が異なるという特徴があります。

例)売買代金は株価に影響を受ける
5月 株価500円×出来高1,000株=売買代金500,000円
6月 株価200円×出来高1,000株=売買代金200,000円

出来高は変わらずとも、株価が変わるだけで売買代金が大きく変化します。

とれろく
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この為、1つの銘柄で注目度の変化を知ろうと思うと、出来高の方が適しています。だから、株価チャートの下部には売買代金ではなく、出来高の推移が表示されています

ここまでの違いをまとめたのが次の画像です。

出来高と売買代金の違い比較表

さて、次により実践的な内容に移りたいと思います。

出来高と売買代金。どっちを使う?

ここまでで、出来高と売買代金の違いについては勉強済み。次は教科書的な内容ではなく実践的な内容を紹介したいと思います。

出来高情報はどのように使う?

私が出来高情報を使うのは「逆張りタイミング、トレンド転換を狙う時」です。

個別株チャートの出来高が増えているのか?減っているのか、期間を変えてチェックしたり、出来高乖離率ランキングを見たりします。

単純な出来高ランキングはチェックしません。

とれろく
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単純な出来高ランキングは低位株ほど上位になりやすく、ぶっちゃけほとんど意味の無い情報だと判断しています。

より、ピンポイントな売買タイミングを知ろうと思えば、売買代金ではなく、出来高情報に分があります。

売買代金情報はどのように使う?

売買代金は「今、株式市場でどの銘柄が注目されているのだろう?」を知りたい時にチェックします。

報道ニュース、市況情報などをチェックすれば、HOTな今熱い銘柄が情報が流れてくる。と、思ってた時期が私にはありました。

が、結構抜け落ちていたり、記者の意図、思いで歪んだ情報になっていることが度々あり、ただ客観的な情報のみが欲しい時は、売買代金ランキングをチェックするようにしています。

売買代金ランキング

誰が何と言おうと、売買代金1位は、その日株式市場で1番注目された銘柄。チェックしておけば時代に取り遅れることはありません。

売買代金あくまで、市場で何が注目されているのかを知る為だけに使うので、具体的な売買タイミングを狙うのには適していません。

売買代金ランキングで気になる銘柄を見つけたとしても、まずは売買代金の増加理由などを調べ、さらに出来高の推移などを見て、売買するかどうかを考えます。

とれろく
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売買代金は出来高情報と比べると、まだまだ加工・考察が必要な情報です。ぶっちゃけ面倒なので最近は見ることが減っています。

また、売買代金ランキング上位は「時価総額が多い大企業が常連」という特徴を持ちます。

ヘッジファンドといった運用機関は、企業の時価総額に比例して、いくら投資するか?決定する傾向があります。例えば時価総額3兆円の企業なら300億円投資しても、全体の1%ですが、時価総額3,000億円なら10%にもなり、株価への影響が大きすぎます。

結果、大企業ばかり売上代金ランキング上位に入るという傾向が生まれます。

売上ランキングをチェックしても、いつもと変わり映えしない銘柄が並んでいたら、正直面白くないし、チェックする意味あるの?という気持ちにもなってしまいますよね。

出来高と売買代金。どっちを使うべき?その違いまとめ

さて、そんなこんなで出来高と売買代金について解説してきました。

私は売買代金よりも、出来高に注目して売買を行っています。なので、どっちを見るか選択するならば出来高ですね。

その中でも「出来高乖離率」情報は見てて面白い。

解説!出来高乖離率を使った売買手法

もし、良ければこちらも参考になると思います。

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