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ユーロドルの1pipsは円換算でいくら?見方やpipsの計算方法を解説!

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ユーロドルの1pipsは円換算でいくら?見方やpipsの計算方法を解説!

とれろく
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今回はユーロドルやポンドドルといった円が含まれていない通貨ペアの損益計算の仕方や、pipsの計算方法について解説していきたいと思います。

ユーロドルは外国為替市場で1番取引されている通貨ペアです。

本記事にて、ユーロドルを売買した時の損益の計算方法、pipsの計算方法や見方を勉強し、ユーロドルの売買ができるようになれば取引チャンスも倍増します。

・ユーロドルなど小数点以下が多い通貨ペアのpipsの計算方法を知りたい人
・ドル円以外の通貨ペアを取引しようと考えている人
・ユーロドルの1pipsって日本円でいくらなのか?知りたい人

以上のどれかに当てはまれば、必ず役に立つコンテンツです。最後まで宜しくお願いいたします。

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ユーロドルの1pipsを計算する。

初めにユーロドルの1pipsについておさらいです。

ドル円は小数点第2位が1pipsです。

100.00円で購入し、100.05円で売却した場合、差額は0.05円です。ドル円は小数点第2位が1pipsとなるため、0.05円は5pipsと言い換えることができます。

つまり、ドル円 0.01円=1銭=1pipsということになります。

ドル円のpips計算例

上図の場合、買値BIDは105.422円、売値ASKは105.424円となるので、差額は0.2銭=0.2pips。

対してユーロドルは小数点第4位が1pipsです。

1.0000ドルで購入し、1.0005で売却した場合、差額は0.0005ドルです。ユーロドルは小数点第4位が1pipsとなるため、0.0005ドルは5pipsになります。

つまり、ユーロドル 0.0001ドル=1pipsとなります。

ユーロドルのpips計算例

上図の場合、買値BIDは1.16724円、売値ASKは1.16728円となるので、差額は0.00004ドル=0.4pips。

とれろく
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ユーロドルと同じく、ポンドドル、ユーロポンド、ドルスイスといった通貨ペアも小数点第4位を1pipsと呼びます。逆にポンド円、ユーロ円といった円絡みの通貨は小数点第2位が1pips。大事なルールなのでしっかり覚えておきましょう。

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ユーロドルの1pipsって円換算でいくら?

ドル円といった円が含まれる通貨ペアの1pips辺りの損益は計算が簡単です。

“円”が含まれる通貨の利益計算
計算式= 取引数量 × 売値と買値の差
計算例) 10,000通貨×0.013円(110.065円-110.052円)=130円

0.013円は1.3pipsなので、ドル円で10,000通貨売買した時の1pips辺りの損益は100円になります。

10,000通貨取引し、5pips負ければ500円の損。
20,000通貨取引し、2pips負ければ400円の損。

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このように”円”が含まれる通貨の利益計算はとっても簡単です。

対して、ユーロドルといった”円”が含まれない通貨ペアの利益計算は少し複雑です。

ユーロドルの損益計算例

ドル円は1pips=100円でしたが、ユーロドルは1pips=1ドルの儲けとなるため、1ドル×ドル円レートという計算を加えることになります。

例)10,000通貨でユーロドルを売買した場合の損益計算

ユーロドル:10,000通貨の売買時
買値:1.00000 売値:1.00010
売値と買値の差:1.0pips
決済時のドル円のレート:110.00円

損益計算式:1.0pips×110.00=110円

もし、決済時のドル円のレートが90円であれば、ユーロドルの1pipsの損益は90円になります。

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私はいちいち計算するのが面倒なので、ユーロドルの1pipsは約100円と考えてトレードしています。そう考えるとユーロドルを売買するのも、ドル円を売買するのも1pips辺りの損益ってあまり変わらないですよね。最初は難しく考えずに気軽に売買しちゃっても良いと思います。

ユーロドルは何pips動く通貨?

そんなユーロドルですが、ドル円よりも動くpips数は多めです。

ドル円は夕方以降であれば1時間に10pips~20pips程度動く通貨ペアです。対してユーロドルは1時間で15pips~25pipsとドル円よりも値動きが多い。

またドル円の為替レートが100円以上であれば、1pips辺りの損益もユーロドルの方が高くなるため、ドル円よりも大きな収入を期待することができます。

ただし、証拠金やスプレッドは少し高めというデメリットを持っています。

通貨ペアドル円ユーロドル
1pips辺りの損益
(1万通貨売買時)
100円1ドル
1時間辺りの値動き10pips~20pips15pips~25pips
必要証拠金約4万2千円約4万9千円
スプレッド(目安)0.2銭(0.2pips)0.4pips
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ドル円とユーロドル。どっちを売買すべきか?というと、スキャルピングといった短期売買であればコストの安いドル円がオススメ。ただし、デイトレード以上となるとユーロドルも売買できるようになった方が取引チャンスが倍増するので挑戦する価値有りですね。

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ユーロドル以外の通貨ペアのpips損益計算、円換算方法

ちなみに、円が含まれない通貨ペアの損益計算を厳密に分類すると次の3パターンに分けることができます。

1・通貨名が○○○ドル =取引数量×売値と買値の差×ドル円の為替レート
※EURUSD、GBPUSD、AUDUSDなど

2・通貨名がドル□□□ =取引数量×売値と買値の差×□□□円の為替レート
※USDCHF、USDCAD、USDCNYなど

3・通貨名が○○○△△△ =取引数量×売値と買値の差×△△△円の為替レート
※EURGBP、AUDNZD、EURCHFなど

1の計算方法はユーロドルと同じ、10,000通貨の売買であれば単純に1pips=1ドルの儲けなのでpips数×ドル円の為替レートで損益を計算することができます。

対して、2、3のパターンはまだ未紹介。せっかくなので簡単に紹介したいとおもいます。

通貨名がドル□□□の損益計算

ドルスイス(USDCHF):10,000通貨の売買時
買値:0.98300 売値:0.98310
売値と買値の差:1pips
決済時のスイス円のレート:115.00円

計算式)1pips×115.00=115.00円

ドルスイスの通貨ペアの後ろ側の通貨はスイスです。この場合、1pipsの儲けは1スイスフランとなる為、スイス円の為替レートを使い損益を計算しなければなりません。

通貨名が○○○△△△の損益計算

ユーロポンド(EURGBP):10,000通貨の売買時
買値0.83300、売値0.83310
売値と買値の差:1pips
決済時のポンド円のレート 145.00円

計算式)1pips×145.00=145.00円

ユーロポンドの通貨ペアの後ろ側はポンドです。この場合、1pipsの儲けは1ポンドとなる為、ポンド円の為替レートを使い損益を計算することになります。

とれろく
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実例をいくつか見てみると、FXの利益計算のパターンが見えてきますね。要は通貨ペアの後ろの通貨の為替レートを掛け算すれば、ユーロドル以外の通貨ペアも簡単に損益を計算することができます。

ただ、どうして最後にドル円だったり、スイス円だったり、ポンド円で掛け算をしなければならないのか?という疑問が残る方も多いと思います。

そこで、理解を深める為に、なぜ最後にクロス円の為替レートで掛け算するのか?これはFXの売買の流れ、仕組みを知ると計算式の理由が分かります。

ユーロドルを購入する場合のイメージ図、利益計算の流れ

例えばユーロドルの買いは、ユーロを買って、ドルを売るという取引です。
ですが、手持ちのFX口座には円しか入金していません。

そこでまずドル円のレートを使い、円でドルを購入します。次にそのドルを売って、ユーロを購入します。これがユーロドルの買いです。

ユーロドルを売る時は、手持ちのユーロを売って、ドルを手に入れ、そのドルをドル円のレートを使って、円に戻してFX口座に戻ってきます。

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このようにユーロドルの売買は、買うときはドル円のレートを使って円からドルに、売る時はドルから円へと外貨交換しています。このため、1pips辺りの損益計算にドル円の為替レートが必要になります。

ユーロドルの1pipsまとめ

ユーロドルの1pipsは小数点以下第4位。

ユーロドルのpips計算例

上図の場合、買値BIDは1.16724円、売値ASKは1.16728円となるので、差額は0.00004ドル=0.4pips。

ユーロドルの1万通貨辺りの損益計算は獲得pips数×ドル円の為替レート。

もし、10pips抜いた時のドル円の為替レートが110円であれば10pips×110円=1100円の儲け。計算が面倒であれば私のように1pips=約100円と考えてしまうのもOK。

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