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なぜ?ブラジルレアルに投資すると大損するのか?

なぜ?ブラジルレアルに投資すると大損するのか?

ブラジルレアルで大損を抱えた人、ブラジルレアルに興味がある人

とれろく
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そんな方に、なぜブラジルレアルに投資すると大損するのか?この理由について解説したいと思います。既に損を抱えた人なら失敗した理由を知ることで、同じ間違い繰り返すことが無くなります。これから投資しようとする人は失敗を未然に防ぐことが可能でしょう。

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ブラジルレアルで大損を抱えた人は多い

ツイッター上ではブラジルレアルで大損してしまった人を多く見かけます。

とれろく
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大損した人の共通点はFXのスワップポイント狙い、外貨預金、ブラジルレアル建ての債権や投資信託に投資をしていた点。

これらの商品は見かけ上の金利が高く、高いリターンが得られそうだと誤認しやすい販売手法を取っています。その為に、危険性を感じずに投資してしまう人が後を絶ちません。

ブラジルレアル関連の危険な金融商品例
FXのスワップポイント狙い・外貨預金
米国ハイイールド債券ファンド(ブラジルレアルコース)
資源株ファンド 通貨選択シリーズ ブラジルレアル
通貨選択型jリート・ファンド(毎月分配型) ブラジルレアル

ブラジルと言えば今後大きな経済成長が見込めるBRICsの1つ

この為か、高いリターンを疑うことなく投資してしまう人が多い。確かに、ブラジルの政策金利は非常に高く魅力的。

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ブラジルレアルの高い金利が魅力的に見えてしまう。

ブラジルの政策金利は非常に高く、コロナショック以前では6.5%もありました。確かに円を売り、ブラジルレアルを購入するだけで年利6%以上見込める状況は非常に魅力的

ブラジルの政策金利推移

ブラジルの政策金利推移最新のブラジル政策金利の推移はこちら

最近ではコロナショックの影響もあり、金利が引き下げられたものの。経済が回復すれば再び高い金利が見込める。そういった思惑からブラジルレアルへの投資は依然と変わらず人気です。

とはいっても、2000年~2020年の間にブラジルレアルに投資していたトレーダーはブラジルレアルの暴落により、大きな含み損を抱えています。

1995年以降 ブラジルレアル/日本の為替レート推移

ブラジルレアル円の為替レート

最新のブラジルレアル/日本円の為替レート推移はこちら

ブラジルレアルは過去25年、継続して強い下落トレンドが発生しています。

1ブラジルレアル100円を超えていた価格は約21円近くまで下落。もし100万円分投資していれば80万も損をしていた計算です。

高い金利により多額のリターンが見込めたはずが、通貨の価値が大きく下落。得られる利息以上の損失を抱えてしまう。これがブラジルレアルに投資して大損を抱えてしまう理由です。

とれろく
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25年以上続いた下落トレンドが終わる見通しはなく、今後も引き続きブラジルレアルの下落は続く見通しです。今後もブラジルレアルに投資していたが為に大損を抱えてしまった人は多く見られるでしょう。

ブラジルレアルの見通しは悪い。厳しい経済状態

ブラジルは強い通貨安の作用を起こす「スタグフレーション」の兆候があります。

スタグフレーションとは、景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のことをいいます。 この名称は、景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」を組み合わせた合成語です。 スタグフレーション (スタグフレーション)

本来、物価上昇は好景気の局面で見られる現象。ブラジルは不景気にも関わらず物価が上昇しています。これはスタグフレーション発生を意味します。

ブラジル 消費者物価指数

ブラジルレアルの消費者物価指数推移

最新の消費者物価指数はこちら

ブラジルは2016年以降、物価が上昇し続けています。対してGDP成長率は陰りが見え、間近では大きなマイナス。

ブラジルGDP推移

ブラジルのGDP推移

最新のGDPはこちら

注目すべきは2015年~2017年にかけてGDPがマイナスにも関わらず、物価が上昇している点。また間近でもGDPが大きなマイナスにも関わらず、高い物価上昇率を維持しています。

とれろく
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GDPのマイナスはコロナショックの影響が強いものの、健全な経済状態であれば物価も下落します。現に日本の消費者物価指数はコロナ下0.7%→から0.1%へと下落しています。

ブラジルは不景気にも関わらず、物価が上昇しています。スタグフレーションの兆候と見て良いでしょう。

スタグフレーションは経済が崩壊するハイパーインフレの予兆です。不景気により収入が減少していく中、食料品含めた生活物資の物価が上昇すれば、生活に困窮する国民が溢れます。経済は悪化の一途を辿ります。

国家としては最終的にはお金を刷り国民にバラまく。世界各国から多額の借入をするといった手段しか無くなります。お金を刷れば通貨の価値が減少し、多額の借入をすれば債務不履行(デフォルト)のリスクが高まります。

どちらに転んでも、ブラジルレアルの価値は大きく減少します。

実際、過去にはブラジルで年率5000%というハイパーインフレが発生し、経済が崩壊した歴史があります。(1990年初頭、1994年と2回発生)

とれろく
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当時1ブラジルレアルは40万円以上で取引されていましたが、4年で1000円以下まで下落。その暴落率は驚異の99.75%。同じ歴史が繰り返される危険性があります。

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ブラジル経済が抱える問題

ブラジルは様々な問題を抱えています。

・多額の年金支給により、約7兆7千億円もの赤字

ブラジルの年金支給年齢は50歳。しかもその給付額は現役世代の平均収入の約76%と非常に高い水準。年金基金は毎年兆を超える赤字を計上しており、その差額分を国家が負担する事態が発生しています。

国の財政が大きく圧迫、ブラジルは国債を発行し資金を確保しているものの、その借金は急増中。

ブラジル政府純債務残高推移

ブラジルの純債務残高推移

最新のデータはこちら

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2014年以降、ブラジルは借金が増大しています。この傾向が続けば債務不履行(デフォルト)が発生してもおかしくありません。早急に財政健全化の対策を打つ必要があります。

・10%を超える非常に高い失業率

2015年を境にブラジルの失業率は非常に高い水準が続いています。

ブラジルの失業率推移

ブラジルの失業率推移

最新のブラジル失業率の推移

ブラジルは失業率の改善の為、雇用の創出が急務。

通常であれば公共工事などにより政府主導の雇用を生み出したいが、多額の財政赤字により政府主導の雇用創出は難しい。金利を引き下げ景気を刺激したいが、高い物価上昇率により金利の引き下げ余地は無い。

まさにブラジル経済は八方ふさがり。

とれろく
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残された新興国が取れる失業率対策は国外からの企業誘致。要は安い労働力を提供することで雇用を創出するという手段です。が、これにも問題を抱えています。

・ブラジルの複雑な税制が企業誘致の妨げに

ブラジルは政府、州、市などがそれぞれ企業や物品に課税しています。日本のように国が税率を管理していないため、進出地により税率が大きく変化します。

複雑な税制の為、企業が税務コンプライアンスに要する時間は年間2,038時間(世界銀行データ2016年)におよび、郡を抜いて世界第一位。複雑かつ頻繁に改訂される規制が企業進出の足かせとなっています。

ブラジルにおいては、複雑な税制、労働・雇用面での過剰な保護措置、治安の改善といった問題がブラジルコストとして、従来から指摘されており、ビジネス環境の改善が求められている。

税制では56種類の税金があり、GDP比37.37%に達する高負担の重税、制度が頻繁に変ることなどが問題とされ、企業への負担が大きい税制コスト

関連:ブラジル商工会議所 ブラジルコスト

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失業率改善のための企業誘致ができない。政策として致命的。税金を下げて誘致しようにも、税金下げると財政赤字はさらに拡大します。もう詰んでるといっても良いでしょう。

 

なぜ?ブラジルレアルに投資すると大損するのか?まとめ

ブラジル絡みの投資商品は見かけ上のリターンが非常に高い

これはブラジルレアルの下落を考慮せず、高い政策金利から得られる利息収入だけを計算に含めているためです。現実には、ブラジルレアルの下落に伴い大きな損失を抱えてしまいます。

・不景気にも関わらず物価が上昇するスタフレの発生
・スタフレは通貨安へ強い影響を与える。
・ハイパーインフレによる通貨暴落実績
・増え続ける借金と債務不履行(デフォルト)の危機
・高止まりする失業率、改善の施策が打てない財政や税制問題

ちなみに、2015年頃からブラジルレアルの危険性が指摘されています。

米格付け機会社フィッチ・レーティングスはブラジルの信用格付けをジャンク級に格下げすると警告している。米国とおそらくブラジルでの利上げと、投資適格級格付けを再度失うことで(S&Pは既にジャンク級に格下げしている)、ブラジル企業の資金調達コストが一層上昇する。

さらに10─15年の間、国民貯蓄率は下落している。その結果、経常赤字は徐々に拡大している。投資率の低さと生産性の伸び鈍化が相まって、ブラジルの低成長をもたらし、景気刺激策を利用できる局面で、政治的マヒと経済危機に財政悪化と高インフレが加わった今日のような姿となった。ブラジルで近い将来景気刺激策が講じられることはまずないだろう。

参考:ブラジル経済が瀕死なワケ

とれろく
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ブラジル絡みの金融商品に投資するのは止めておきましょう。

もしこの記事が役に立ったと思った方は是非、下記にある関連記事も読んでみて貰えると嬉しいですね。

最後までありがとうございました。

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