【今なら無料】オススメ投資本リストはこちら

インフレと株価の関係 インフレで株価は上がる?

インフレと株価の関係

株式を売買する投資家、資産形成を目的として投資信託、つみたてNISA、iDeCo(イデコ)を検討、もしくは既に申し込んでいる。

そういった方々に向けて「インフレと株価の関係」について解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

インフレは株価を押し上げる効果を持つ

本コラムの結論は「インフレは株価」を押し上げる効果を持つ。です。

ただ、厳密にいえば経済学的に

・インフレが株価を押し上げたのか
・株価が上がったことでインフレが発生したのか

どちらが先なのか、影響を及ぼしたのか、までは意見が割れるところです。

それでも、少なくともインフレと株価には相関関係があり、同じような動きとなることは判明しています。つまり、良好なインフレ発生している国の株式を買えば中長期的には必ず儲かる。ということです。

海外には日本と比べて良好なインフレが発生している国が数多くあります。

なので、中長期の投資目的で株を購入するのであれば海外株が高いパフォーマンスを発揮します。

ぜひとも株式投資を行うのであれば、海外株の検討をしてみて欲しいところですが、海外の株を購入する場合、インフレだけでなく為替レートの予測まで行う必要があります。

海外の株は、円安になれば利益はプラス方向に変化
海外の株は、円高になれば利益はマイナス方向に変化

為替レートと、このような特徴を持っています。

10年、20年という長い目で見れば、円安方向に為替レートが動くと推測しています。

なので、積極的に海外のインフレ国の株を購入しています。

さて、話がズレていきそうなので、私の投資術の話はここで終了し、インフレと株価の関係性について解説していきたいと思います。

スポンサードサーチ

株価はモノです。つまり、物価が上昇するインフレ対象物

株は今でこそ電子化されているものの、昔は株券といって実際に手に取り触ることのできる紙媒体でした。

つまり、もともと株は 紙 = モノ =物価が上昇するインフレ対象物。と、認識しやすい金融商品でした。

それが、平成21年1月5日に政府主導で株券の電子化が実施されたことで、株はモノという認識が薄れ、インフレとの関係がないイメージを持つようになりました。

参考 株券電子化のメリットデメリット

株主 手元で保管することによる紛失や盗難、売買手続きの簡素化
上場会社 印刷代や印紙税の削減等々

だから紙媒体から電子化へと変わっていったものの、この施策により「株はモノである」という認識がとても薄れてしまったように思います。

今みたいな電子化された株はインフレしていくイメージが湧きにくいですよね?

今の株はモノでなくてデータ、数字だと感じてしまいやすいです。

データがインフレしていく。コレはとてもイメージしにくい。

「インフレで株価は上がる」そんな関係性を知る前に、株に対するイメージを変えていきましょう。そもそも株はモノであると。

インフレが株価に影響を及ぼす流れ

風が吹けば桶屋が儲かる そんな株価が上がる流れについて解説

株価は「純資産÷発行済み総株式数×期待値」で算出することができます。

※純資産 総資産-総負債
※期待値 世界全体の景気・国全体の景気・その企業の業界の成熟度など

具体的な株価の計算例

総資産(現金、売掛金、棚卸資産、固定資産等)が1,000億円
総負債(借入金、買掛金、未払い金、社債等)が500億円
発行済み株式数が1億枚
株価 = 1,000億円-500億円÷1億枚 = 500円×今後の期待値

 

その会社への期待値が高いほど、株式評価指標のPBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)が高くなります。

※PBR、PERについての解説記事

株価は「純資産÷発行済み総株式数×期待値」で算出できるのであれば、インフレはそれぞれの項目にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

年3%のインフレが3年連続で発生すれば、先ほどの会社のモノの価値は上昇します。

総資産 1000億円→1030億円→1061億円→1093億円
総負債 500億円→515億円→531億円→546億円
純資産 500億円→515億円→530億円→547億円(47億円増)
※発行済み株式数は変化しない。

純資産が3年で47億円増えました。

その結果、株価の計算値が変化しています。

インフレ前 株価 = 1,000億円-500億円÷1億枚 = 500円×今後の期待値
インフレ後 株価 = 1,093億円-546億円÷1億枚 = 547円×今後の期待値

これがインフレが株価に影響を及ぼす流れです。

インフレが発生すれば、物価が上がり、その結果、給料が上がり、国内景気は上向き、株価は上昇します。

日本銀行はインフレ目標を立て、インフレ目標に届きそうになかった時は通貨供給量を増やしたり、ゼロ金利政策を取ったりと物価上昇の為の圧力を高めています。それも年々強い圧力をかけています。

インフレが起きれば国内景気が良くなり、株価も上昇する。そんな関係を日本銀行も知っているのです。

インフレが起きると純資産し、株価が上昇する。

本当にそうなっていたのか、過去の日本のインフレ率と株価、またアメリカのインフレ率と株価など、インフレ率と株価の関係が分かるグラフを確認しましょう。

日本のインフレと株価の関係

日本のインフレ(物価指数)と株価の推移グラフ

青線 日本取引所グループが公表しているTOPIX(東証株価指数)指数
赤線 総務省統計局が公表しているよう消費者物価指数(CPI)

1970年頃から1988年頃にかけて物価が大きく上昇。それに比例するようにTOPIX(東証株価指数)も大きく上昇したことが分かります。その後、物価が下がるデフレに突入し、株価が低迷していることが分かります。

アメリカのインフレと株価の関係

日本のインフレ(物価指数)と株価の推移グラフ

青線 S&P500株価指数
赤線 OECD公表 米国消費者物価指数(CPI) (2015年を100とした場合)

途中、ITバブルやサブプライムローンといった金融危機があった為に、株価が大きく下がりました。しかし物価は順調に上昇(インフレ)している為に、その後株価はインフレに追い付くように上昇したことが分かります。

ドイツのインフレと株価の関係

日本のインフレ(物価指数)と株価の推移グラフ

ドイツも同じです。ITバブルやサブプライムローンといった金融危機があった為に株価が一時的に落ち込むものの、その後、消費者物価指数に引っ張られるように上昇しています。

中国のインフレと株価の関係

日本のインフレ(物価指数)と株価の推移グラフ

では中国はどうだろう?中国は株価指数の算出が1991年7月から始まっているので、日本、アメリカ、ドイツと同様の期間でグラフを作成することができませんでしたが、中国も同じ。消費者物価指数と株価は連動するということがわかります。

スポンサードサーチ

インフレと株価の関係まとめ

今回、色んな国々の消費者物価指数(インフレ)と株価を比較しました。

両者には相関関係があり、インフレするから株価が上がるという関係を確認することができました。

株を購入するなら、インフレが発生している国がオススメです。

となれば海外の株が対象になるものの、為替レートの影響を受けてしまいます。

海外の株は、円安になれば利益はプラス方向に変化
海外の株は、円高になれば利益はマイナス方向に変化

為替レートと株価にはこのような関係があります。

私は10年、20年という長い目で見れば、円安方向に為替レートが動くと推測しています。

なので、積極的に海外の株を購入しています。

おまけ ハイパーインフレが発生すると株価はどうなる?

インフレはインフレでもハイパーインフレが起きるとどうなるだろう?

通常、各国の中央銀行はインフレは1%~高くても8%になるように金融政策を調整します。

が、政策の失敗などにより、自国経済が破綻しかけると、ハイパーインフレと呼ばれる、通常のインフレとは比較にならない物価上昇が発生します。

最近のハイパーインフレの例

ベネズエラの2019年1月のインフレ率は270万%。たった100円で買えたものが1か月後には270万円でなければ購入できない。まさにハイパーインフレです。原因は社会主義の失敗、政治の腐敗、徹底した反米政策により、世界から見放されたことにあります。

ハイパーインフレが起きる=自国経済の破綻を意味します。

その国の通貨に価値はありません。その国の株の価値も大きく目減りしています。

よって、ハイパーインフレが起きると株価は大暴落してしまいます。株価とインフレには相関関係があるものの、ハイパーインフレは別物です。分けて考える必要があります。
タイトルとURLをコピーしました