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2021年はどうなる? 南アフリカランドの見通しを解説

2021年度はどうなる?南アフリカランドの見通し

2020年も後わずか、2021年度の南アフリカランドはどうなる?

とれろく
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そんな疑問を抱えているFXトレーダーの方へ、2021年度の南アフリカランドの見通しについて解説していきたいと思います。結論から言えば、大きな下落リスクに備え、適切にリスクを管理する必要があります。実際、どのようなリスクがあるのか?解説していきたいと思います。

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南アフリカランドの特徴と見通し

FXトレーダーや外貨預金で人気の南アフリカランド。まず始めに南アフリカランドの特徴を押さえておきましょう。

・南アフリカランドは少ない資金で取引できる高金利通貨

南アフリカランドはトルコリラ、メキシコペソといった高金利通貨の1つ。特徴的なのが少ない証拠金で取引が可能という点。

例えば現時点で南アフリカランドの為替レートは約6円。※最新レートはこちら
スワップポイントは1万通貨辺り1日5.5円貰うことが可能です。

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この為、2,400円もあれば1万通貨も南アフリカランドを購入することが可能。最大までレバレッジを活用した場合、年間利回りは83.22%に相当します。100万円分投資すれば、年間83万2200円ものスワップポイントを受け取ることが可能です。

※最低取引金額2400円=6円×1万通貨÷レバレッジ25倍
※年間利回り83.22%=5.5円×365日÷2400円×100

実際はレバレッジを最大の25倍使うことなく、3倍~5倍程度のリスクを抑えた運用になるものの、それでも年間利回りは10%以上。非常に魅力的です。

・高い金利は近年下落傾向。金利目当ての投資は寿命後わずか

南アフリカランドの金利は下落傾向が続いています。

南アフリカランド 政策金利推移

南アフリカランドの政策金利推移

最新の南アフリカランドの政策金利はこちら

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一時期は20%以上あった政策金利は下落が続いています。2020年7月23日には過去最低の3.5%まで引き下げると発表。未だ回復の見通しは立っていません。

下がり続ける金利により、当初見込んでいた期待利回りが低下。予想していた収益が得られずに苦戦しているトレーダーが多く見られます。

 

特に2000年前半~2020年度前半に高金利目当てに南アフリカランドに投資したトレーダーは為替レートの下落にも頭を悩ませています。

・南アフリカランド/日本円の為替レートは下落が続く
南アフリカランド/日本円為替推移

南アフリカランド 為替推移

最新の南アフリカランドの為替チャートはこちら

見て分かる通り、過去30年間ずっと見事な下落トレンドが継続しています。この長期間に渡るトレンドが転換する材料は無く、南アフリカランドは2021年も引き続き下落する見通しです。

過去5年で付けた一番高い価格は2018年1月につけた1南アフリカランド=9円

間近5年の為替チャート

間近5年の南アフリカランドチャート

現在のレートは約6円。当時投資していたトレーダーは資産が34%も減少している計算になります。※6円÷9円-100%=-34%

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得られるスワップポイントを考慮しても大損を抱えているのは確実ですね。

このように過去南アフリカランドに投資していたトレーダーの多くは多額の損失を抱えているのが現実です。では、なぜ2021年度も南アフリカランドが下落する見通しなのか?その理由について解説していきたいと思います。

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為替レートの決定理論から南アフリカランドを見通す

為替レートの決定理論として有名な説に金利平価説と購買力平価説があります。

金利平価説の解説 リンクwikipedia

金利平価説(きんりへいかせつ、英: Theory of Interest Parity)とは、為替レートの決定理論の一つで、どの通貨で資産を保有しても収益率が同じになるように為替レートが定まると主張する説。投資家がリスク中立的であると仮定し、2カ国の金利で投資を考えるとすると、どちらに投資しても期待収益率が同じになるような水準に落ち着くとする。

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簡単に要約すると金利の高い国の通貨に投資したとしても、金利収入と同じ程度の為替差損を抱えることになるから、結局儲からない。という説です。

金利が高い国(南アフリカランド)の人気が高まると、為替レートも上昇する。と、受け取りがちですが、実は違います。詳細を解説しようと思うと、通貨先物市場、スワップ市場にも触れなければならず、非常に難しい話なので割愛。

金利が高い国の通貨は、得られる金利差分為替レートが下落する。外国為替市場にはこのような性質があります。このことを金利平価説と呼びます。

また購買力平価説からも南アフリカランドは下落すると予想することができます。

購買力平価説の解説 リンクwikipedia

購買力平価説(こうばいりょくへいかせつ、英: purchasing power parity、PPP)とは、外国為替レートの決定要因を説明する概念の一つ。為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率によって決定されるという説である[1]。1921年にスウェーデンの経済学者、グスタフ・カッセルが『外国為替の購買力平価説』として発表した。

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簡単に要約すると、物価の増減に伴い、為替レートも調整される。物価が上昇し続ける国ほど、他国との均衡を保つために、通貨安の力が働く。という説です。

南アフリカランドの物価は継続的に上昇しています。

南アフリカのインフレ率の推移

南アフリカのインフレ率の推移

南アフリカランドのインフレ率詳細

確認できるように南アフリカランドは高いインフレ率が続いています。購買力平価説から見ると、インフレ差分の通貨安が毎年発生すると考えられます。

日本は知っての通り、長年物価が減少するデフレが発生していました。近年は僅かなインフレを達成しているものの、南アフリカランドと比較すれば極僅か。

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高いインフレを継続している南アフリカランドに対し、僅かなインフレしか達成できていない日本。この差を埋めるべく南アフリカランド/日本円の為替レートは外国為替市場でも非常に高い下落圧力が加わります。

南アフリカランドの経済指標から今後を見通す

南アフリカランドが公表している各種経済指標を読み取っても、2021年度は南アフリカランドが下落する見通しの裏付けが可能です。

例えば南アフリカランドは慢性的に経常収支が赤字となっており、通貨安の圧力が年々高まっています※経常収支とは「その国がどれだけ儲かったかどうかを示す経済指標」黒字は資金の流入を示し通貨高、赤字は資金の流出を示し通貨安の力が働く

南アフリカランドの経常収支推移

南アフリカランドの経常収支

最新の南アフリカの経常収支はこちら

2004年を境に経常収支は赤字続き。黒字化する見通しもなく今後も南アフリカランドから資金が流出し続け、通貨安が発生すると考えられます。

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2004年というと南アフリカランド/日本円の下落トレンドがより鮮明となった時期です。経常収支と南アフリカランドは似たような動きをしていると、為替レートからも確認できます。

南アフリカランドからお金が流出している為、国家の財政も非常に厳しい。

南アフリカの財政収支推移

南アフリカの財政収支

最新の財政収支はこちら

財政収支の赤字=通貨安を後押し。例えばギリシャは巨額の赤字により、資金が回らなくなりデフォルト(債務不履行)となりました。長期的には南アフリカランドにもデフォルトとなる危険性はあると考えて良いでしょう。

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日本も財政収支は赤字ですが世界第最の純債権国。このため資金繰りに困る可能性は無く、デフォルトとなる可能性は非常に少ない。南アフリカランドとは対照的です。なんだかんだ言って日本円は最強の通貨です。

日本は多額の借金を抱えているから、円安になるはず。そう考えているトレーダーは多い。が、日本は世界最大債権国の為、日本が見放され円安が発生するというシナリオは描きにくい

日本の対外純資産額

引用元:日本が一番の対外純資産保有国…世界全体で対外純資産額の実情をさぐる(2019年時点最新版)リンクはこちら

日本は世界一の金持ち国家。専業トレーダーは日本に貢献しているという記事でも紹介していますが、既に日本は金融立国。貿易による稼ぎよりも、多額の債権から得られる利息、配当収入の方が大きい

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このような背景もあり、金融危機が起きる都度、南アフリカランド/日本円の為替レートは過去最安値を更新しています。それだけ日本円は安全資産として評価されています。

しかも、日本の対外純資産は順調に右肩上がり。南アフリカの対外純資産と比較してもその差が明らかです。

日本と南アフリカの対外純資産の推移を比較

日本と南アフリカの対外純資産の推移

0ラインにうっすらと見える緑のラインが南アフリカの対外純資産。ちゃんと右肩上がりで上昇しているのが日本の対外純資産です。

日本が対外純資産を積み上げることで円高圧力がさらに高まります。南アフリカランド/日本円の上昇は見込めません。

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IMFも南アフリカ共和国の見通しを下方修正

南アフリカの見通し・予測に対し、暗い未来を描いているのは私だけではありません。

IMF、2020年のサブサハラの経済成長見通しを下方修正 JETRO

IMFは下方修正の要因として、南アフリカ共和国で財政悪化などを背景に景況感や民間投資意欲が減退していること、エチオピアで債務の脆弱(ぜいじゃく)性を緩和するために必要な公的部門の健全化プロセスが成長の足かせになることを挙げた。域内2位の経済規模を有する南アの2020年の成長率予測は0.8%(前回1.1%)、2021年は1.0%(同1.4%)と、それぞれ下方修正した。

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2020年の成長率が0.8%、2021年の成長率が1.0%って、新興国の中じゃ相当低い。南アフリカランドに投資する魅力はありません。

以上、私なりの南アフリカランドの2021年度の見通しでした。もし良ければ下記の関連記事も読んでみてもらえると嬉しいですね。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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