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損切りできる人、損切りできない人の違いとは?

※記事内広告有り

損切できる人、損切できない人。どんな違いがある?

どうしたら損切りできる人になれるのだろう?

とれろく
とれろく

そんな悩みを抱えているトレーダーの方に損切りできる人とはどのような人なのか?なぜ損切りできないのか?心理学の面から解説します。

・テクニカル分析、ファンダメンタル分析を学んだ。
・資金管理、リスク管理について学んだ。

そんな優秀なトレーダーであってもたった1度、損切りができなかった為に破産してしまった。という実例を多く見てきました。特に勤勉で努力するトレーダーにこの傾向は高い。

私も、損切りに大きな抵抗感を未だに感じます。「機械のように、淡々と損切りできるようになるべき」という意見を聞くものの、それができればどれほど楽だと何度も思いました。

・損が膨らんできたけど反転する可能性もある。まだ様子見が正しい。
・引き返せないほどの含み損になった。いまさら損切りできない。

その後、市場から退場してしまう。

一流のトレーダーは含み損を抱えても、正常な判断を続けることができます。私は判断のコントロールを失い、誤った判断を繰り返しました。

「損切りの必要性・重要性について頭では十分理解している。」のに、「いざ損切りしようとしても、最後の一押しができない。」「損切り注文(逆指値注文)を出していたけど、キャンセルしてしまう。」こんな経験、山のように体験してきました。

とれろく
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そんな昔の私が「なぜ上手に損切りできないのか?」必死に考えた結果、”ある気づき”を得られました。私にとってこれが損切りできない原因であり、損切りできる人になる切っ掛けにもなりました。その気づきを紹介したいと思います。

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なぜ損切りできないのか?

損切りができないのは損失が確定してしまうからではありません。

損切りは自分の判断が間違っていた。という“自己否定”だから多くの人が損切できないのです。

・このトレードで勝つことができる。
・学んだ取引手法、使っている手法は有効。
・このトレードに費やした時間は報われる。

そう信じた自分を否定する行為、とっても受け入れにくい。もし受け入れてしまうと疑心暗鬼状態にも陥ります。

・参考にしたニュースが悪かったのだろうか。
・経済指標の見方が悪かったのだろうか、予想が悪かったのだろうか
・使ったテクニカル分析に問題があったのだろうか
・トレードした対象が悪かったのだろうか(株、FX、先物)

たとえ小さな損失額であっても、何を間違ったのか?という問いがずっと頭に残ります。これを私たちは無自覚で恐れています。

とれろく
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正解なんて誰にも分からない。にも関わらず自問自答し続けるのって苦しいですよね。しかも、勉強や努力を重ねたトレーダーほど自問自答しやすい。たった1回の失敗ぐらい無視すればいいのに、何かを学ぼうとしてしまうのです。

意外にも私たちは目に見える数字の変化を恐れている訳ではありません。

「ニュースを見て、経済指標を見て、テクニカル分析を勉強して、誰よりも真剣にトレードに取り組んでいる私が、これは勝てると思ったトレードで損失を出してしまう。」

そんな事実を受け入れることを恐れています。そこで必要となるのが”損切り”についての認識を変えること。損切り=”自己否定”という認識を変えることで、損切りができるようになります。

損切りができる人の特徴とは?

損切りができる人にどんなイメージを持っていますか?

・信頼できるトレードルールを持ち、ルールに従える人
・損切りポイントの見極めが上手く、リスクコントロールが長けている人
・心を失くした機械のように損切りができる人

確かに、このような人は“損切りができる人”です。できるというよりは、デキるという表現の方がしっくりくるかもしれません。

様々な本で感情・心のマネジメント方法が説かれ、損切りができる人になる方法が紹介されています。

ゾーン 相場心理学入門

”恐怖心ゼロ、悩みゼロで、結果は気にせず、淡々と直感的に行動し、反応し、
ただその瞬間に「するだけ」の境地、つまり、「ゾーン」に達した者が勝つ投資家になる!さて、その方法とは?究極の相場心理を伝授する!”

有名な相場心理学の入門書。損切りができない人にオススメの本。私も購入済み。Amazonでは200個以上の評価、平均4つ星以上の高い評価。

とれろく
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ただこの本に書かれているような、淡々と直観的な損切り。できますか?正直私にはできません(泣)

そこで取った手段が“損切り”の認識を変えるということ。

損切り=自己否定の場合、頻繁に売買するトレーダーであればあるほど、私は間違っていた。と何度も自己否定を続けることになります。

この行為は”心奥深くを針でチクチク突き刺してるようなもの”とても辛い。次第に、トレードができなくなった経験を持つ方もいると思います。

損切りを繰り返すと訳がわからなくなるんです。何が正しくて、何が間違っていたのか。「トレードルール?ファンダメンタルの読み?運?たまたまそういう相場だった?トレードで損を確定してしまったけど、損切り自体正しかったの?」

損切りをした後に、当初自分が描いていた儲かる方向へ価格が動き出すことなんて何度も経験しています。「損切りしなければよかった~!」と。そしてさらに自分を非難します。

そこで「損切り=自己否定」という感情の受け取り方を180度変え、「損切り=自己承認」という受け取り方にしました。「損切りできた俺ってスッゲー!!」って受け取けとろうという発想です。

損切りは本来、褒められる行為です。損切りする都度、「損切りできた俺すっげー!、みんな損切りできないのに俺はできた!できる人間だ!」 と褒めるべきです。

いっそのこと、損切りしようと、”考えた”ことをだって褒めて良いんです。

損が膨らんできた。→「損切りすべきかなぁ・・・」って「損切りが頭によぎった俺すっげー!リスクの大切さを分かってるわ。俺は分かってる人間だ!」

“大きな損を発生させてしまった”ことだって褒めて良い。

大損抱えたな。→「いずれプロトレーダーになった時の武勇伝に使えるな、俺も昔はこうだったんだぜ、って新人トレーダーに話せるストーリーのネタを手に入れた」

とれろく
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重要なのは否定をしないこと。自分を否定しないこと。損切りしてしまった自分を責めないこと。これマジで効果があります。

否定は癖になります。否定は判断を鈍らせます。否定は脳内ホルモンが出なくなります。否定はトレード指針を見失います。

トレードで今後何年も勝ち続けるなら、自己承認というメンタルコントロール技術を身に着ける必要があります。

そもそも損切りができずに退場していくトレーダーが山ほどいます。損切りができないのが普通です。そんな中、きちんと損切りできた人って凄い人。

トレードで勝つことよりも、負けを認め続けるトレーダーの方が人間的に強いと気づいてしまいましょう。だってそうでしょう、勝つことなんて偶然でも勝てます。

たまたま勝てるトレードなんて山ほどあります。でも負けを認めるなんてことは偶然ではできません。100%自らの意識下でした起こりえないです。

負けを認め続けるトレーダーの方が絶対に最強のトレーダーです。

損切りした結果が正しかった時は、「俺は損切りして退場せずに済んだぞ。とんでもない損失を出してしまうとこだった!俺は正しい選択ができた!これならトータルで勝てる!」

損切りせず、耐えていれば結果的に勝てていた場面では、「いま、訳が分からない動きをしたよね。そんな危険な相場から距離を置くことができて良かった!自分が理解できない、知らない何かが起きている。逃げる判断をした私は正解だ」

勝ちを誇るのではなく、負けることを認めた自分を誇りましょう。ちゃんと自分が想像できなかった意味不明な相場から逃げた自分を褒めましょう。損切りするつど何度も何度も!毎回、練習のつもりで繰り返しましょう。

損切りをしてしまったことに後悔、失敗を悔やむような自己否定の感情は出してはいけません。自己否定を続けると絶対に心がブレます。何が正解かわからなくなります。

これはトレーダー生命に致命的な影響をもたらします。

とれろく
とれろく

損切りができなくて大損してしまった人はこの考え方を体にしみこませることで、絶対に損切りができるトレーダーになれます。勝ちを誇るのではなく、負けを認めた自分を誇るようになりましょう。

損切りできない人は分かっていません。損切りできること自体凄いということを。損切りできた自分を褒めましょう。湛えましょう。そこらの退場するプレイヤーと俺はひと味違うのだ。と。

損切りしすぎて負けているトレーダーはどうする?

ここで問題となるのが、損切りしすぎて負けているトレーダー。”損切り貧乏”を経験している方です。

損切りのしすぎて負けてしまうと、「”損切り貧乏”になるからなるべく損切りしないほうが良いと思う。」と、損切りできないことを肯定してしまいます。

そうですね。そのような意見もあるでしょう。

一時的に損を抱え込んでもしばらく待っていたら利益になるから損切りはなるべく行わないほうが良い。という手法も一理あります。そんな投資対象物も存在しています。

例えば株は長期的に見れば保有し続けることが正解な場面に頻繁に遭遇します。

塩漬けなんて言葉もありますもんね。

ただし安定したパフォーマンスを毎日、毎週、毎月出したいトレーダーを目指すのならば、数分、数日、数か月であっても塩漬けしている暇はありません。その間にトレードチャンスがどんどん失われます。

「今自由に動かせるお金があれば!!絶対に儲かる」と理論的、そして本能的にも感じる相場ってあります。

意外にもそんな相場って”塩漬けなどでトレードに参加できない時”に発生するものであったりします。

これはある種”相場から離れているからこそ、冷静な判断力ができている”とも言えますが、トレードチャンスをどんどん失っていることに変わりありません。

トレードチャンスを取りこぼさず、勝ちやすいところで絶対に勝ちたい。それなら損切りして、意味不明な相場から資金を引き揚げておくしか方法がありません。

とれろく
とれろく

小売店経営のビジネスと同じです。いつまでたっても売れない=利益が出ない商品を店舗内にずっと保管(資金の拘束)していれば効率悪いですよね。

「さきほどテレビで取り上げられた商品の凄そうだ。早速仕入れよう!」

でも余分な在庫のせいで資金が拘束されていたり、そもそも置き場所がなかったりすると、すぐに仕入れられないですよね。できる経営者ってこういうチャンス絶対に取りこぼさないです。

できるトレーダーも同じ。自分の持っている悪い株、通貨、先物があればすぐに処分し、もっと儲かりそうなものにすぐ飛びつきます。

損切りは効率の良い、儲かるトレーダーに必要不可欠な要素・技術です。

もし、損切りをすることで損切り貧乏になっているのであれば、それはそもそもエントリーポイント、エントリーの判断が大きく間違っています。

そこを見直しましょう。勉強しなおしましょう。損切り貧乏は損切りという行為が悪いのではありません。損切りをせざる負えない状況を作り出したエントリーポイントが悪いのです。

損切りできる人、損切りできない人 まとめ

とれろく
とれろく

私は損切り=自己否定から損切り=自己承認と、認識を変えることで損切りができるようになれました。

1回1回のトレードで、常に正解探し、間違い探しを行うのは得策ではありません。とりあえず損を抱えた状況は放置せず、仕切り直し。仕切り直した自分を褒める。

そうして損失を押さえ、コツコツ勝った利益を守ることで10年以上トレーダーとして生き残り続けることができています。

さて、もっと一般的な損切りのメンタルコントロール技術を身に着けたいと言う人は先ほどに書籍をオススメします。

”恐怖心ゼロ、悩みゼロで、結果は気にせず、淡々と直感的に行動し、反応し、
ただその瞬間に「するだけ」の境地、つまり、「ゾーン」に達した者が勝つ投資家になる!さて、その方法とは?究極の相場心理を伝授する!”

有名な相場心理学の入門書。損切りができない人にオススメの本。私も購入済み。Amazonでは200個以上の評価、平均4つ星以上の高い評価。

この記事のような閃き?のもとにもなった書籍です。

ちなみに、読もうと思えば続編の「ゾーン 最終章」が無料で読めます。方法はこちらに記載しています。

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