日経平均(日経225)の動きと一致した金融商品を買いたい。
そんな投資家に役立つ、日経平均(日経225)の買い方について徹底解説!昔は日経平均先物取引でしか買うことができなかった日経平均。今は買う方法が何種類もあります。自分に合った日経平均の買い方を見つけましょう。
日経平均(日経225)の買い方は4種類
日本を代表する株価指数「日経平均」。
日銀の買い支えもあり、個別株と比べると極端な暴落が起こりにくい。日本景気の先行きを見通せるなら、長期の投資先としてまず第一の候補です。もちろん、買値と売値の差額で稼ぎ続ける短期売買も可能。
そんな日経平均は4種類の買い方があります。自身の運用方針と照らし合わせ最適な購入方法を選択するようにしましょう。
- 日経平均先物取引で購入する。
- くりっく株365で購入する。
- 上場投資信託(ETF)で購入する。
- 投資信託で購入する。
ハイリスクハイターンの短期売買なら1~2。中長期の資産運用なら3~4が適切な選択肢。それぞれどのような違いが生まれるのか?詳細を見ていきましょう。
先物取引で日経平均を購入する方法
将来の日経平均株価の上昇、下落を予測する日経平均先物取引。
・日経225ミニなら10万円未満の少額資金でOK
・売り、買い。どちらも制約無しに取引可能
・取引時間は朝9:00~翌朝5:30(15:15~16:30除く)
・マザーズといった他の株価指数も売買可能
・保有期間は3か月以内が目安。
短期売買でガンガン稼ぎたいなら日経平均先物取引。俗に「日経225ミニ」もしくは「日経225ラージ」と呼ばれる金融商品。
日経225ミニは約8万円前後で取引を始めることができます。※日経225ラージは約80万から必要。
日経225ミニでどれくらい稼げるのか?というと、デイトレードなら月利100%以上は可能です。
月利130%を超えた私の日経225ミニ取引履歴
たまたま調子が良かった時の取引成績。1ヵ月で55万円以上稼げました。右端の取引数量を見て分かる通り1枚~4枚の小さな数量で取引。(必要証拠金40万未満)
それでも1か月間で6桁稼げるということは、逆に言えばそれだけハイリスクハイリターンということ。
日経平均先物取引は特定の期日を超えてポジションを保有することができず、強制的に決済されてしまいます。最大保有日数の目安は約3カ月。この為、長期投資には不向き。短期売買専門の金融商品です。
くりっく株365で日経平均を購入する方法
日経平均先物取引は非常に長い歴史を持つ金融商品。ただしポジション保有期間が最大3ヵ月、また祝日には取引できないというデメリットがあります。
そこで登場したのが、東京金融取引所上場の金融商品「くりっく株365」。
・祝日も取引可能。ポジション保有期間は最大15カ月。
・日経平均だけでなく、ダウやDAX、金・原油ETFも売買可能
・買い保有なら現物と同じく配当金を受け取れる。
・売り保有なら配当金相当を支払う必要がある。
買いでしか取引しないトレーダーにはメリットが多い。ただ売りもするトレーダーにはマイナス配当というデメリットがある。
くりっく株365と日経225miniの買い方比較
公式サイトより引用
日経平均先物取引、くりっく株365。どちらもハイリスクハイリターンな金融商品です。短期売買でガンガン稼ぎたい人はどちらかを選択するのがオススメ。
日経平均株価しか売買しないのであれば「日経平均先物取引」。海外の先物指数も売買したいなら「くりっく株365」が候補。
上場投資信託(ETF)で日経平均を購入する方法
日経平均株価と同じ値動きをする上場投資信託(ETF)を購入することで、疑似的に日経平均を購入することが可能です。
1321 日経225連動投信
1570 NF日経レバレッジETF
これら上場投資信託は個別株と同じ方法で購入することが可能。株式市場が開いている時はリアルタイムで買ったり、売ったりできます。
・個別株と同じ方法で購入可能(現物取引、信用取引)
・取引期限なし。いつまでも保有可能。
・配当金の支払い有り
・日経平均株価と連動
先に紹介した日経平均先物取引、くりっく株365と比較するとリスクは小さめ。この為、ある程度の長期を見据えた資産運用に適している金融商品です。
またリスクを積極的に取りたい人向けに「日経平均の値動きの2倍を目指すETF(1570 NF日経レバレッジETF)」もあります。単純に日経平均の2倍の値動きとなるため、信用取引も絡めればハイリスクハイリターンとなります。
もし、個別株も取引する予定がある。興味がある。という人は株取引用の証券口座を開設し、日経平均株価連動の上場投資信託を購入しましょう。
投資信託で日経平均を購入する方法
日経平均を毎月定期的に積立購入したい。そんな投資家には投資信託(非上場)が最もオススメです。
特にオススメの購入方法はつみたてNISA制度を利用し、投資信託を購入する方法。購入可能金額に年40万円という上限があるものの、この制度を利用すれば資産運用で儲かっても税金0円(20年間)です。
つみたてNISAを使って、日経平均を購入する方法は俗にインデックス投資と呼ばれます。
◆eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
◆ニッセイ日経平均インデックスファンド
これら投資信託は非上場の為、個別株と同じように好きなタイミングで取引することはできません。購入注文から、実際の購入までに長くて数日の時差が生まれます。
とはいっても、私はつみたてNISA制度を利用し、投資信託を購入し続けています。非課税という大きなメリットがあり、定期購入に1%のポイント還元サービス(楽天証券)があるため、年利1%の運用益は確定。手堅い長期の資産運用を検討しているなら最もオススメの購入方法です。
日経平均(日経225)賢い4つの買い方まとめ
日経平均の買い方は4種類。
購入方法 | オススメな人 |
1・日経平均先物取引で購入する。 | 短期売買。日経平均専門の人 |
2・くりっく株365で購入する | 短期売買。海外指数も売買する人 |
3・上場投資信託(ETF)で購入する。 | 長期投資。個別株も売買する人 |
4・投資信託で購入する。 | 長期投資。手堅く非課税、定期積立 |
ちなみに私は4つの購入方法全て経験済み。今は疲れるので1の短期売買はほとんどしなくなり、4の投資信託運用がメインです。
この他、投資家に役立つ記事を書いているので、良ければ下記関連記事より読んでもらえると嬉しいですね。