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株価は誰が決めるのか?株保有者?株注文者?

株価は誰が決める?誰が決めているのか?

株価は誰が決めるの?

株を買いたい人の注文、株を売りたい人の注文。

板に集まった2者の注文価格が拮抗する水準。それが株価になる。

というような教科書通りの株価決定要因はもう知ってる。

株価は”誰”が決めるのか?これが知りたい。

以前の記事では、株価は外国人投資家が決める。という話をしました。

株価は外国人投資家が決める。これは正しい。

けど、視点をズラして株式市場を見つめると、もう1つの要因が見えてきます。

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株価は浮動株を売買している人が決める。

発行済み株式総数の内、安定した株主に保有されていない。頻繁に売買されていない株のことを浮動株といいます。

例えばA社の発行済み株式の内、90%を企業同士の持ち合いや、長期投資家が保有していたとします。

彼らは短期的に株価が上がろうと下がろうと株を持ち続けます。

よって、A社の発行済み株式の内、実際に市場で売買されるのは10%程です。

90%保有している 企業同士、長期投資家
10%の浮動株を売買する 短期目線の投資家、トレーダー

どちらが株価の決定権を持つのか?というと、

株価の決定権は実際に注文を出す10%の浮動株を短期目線の投資家、トレーダーです。

浮動株を売買している人が、今の株価は割高だと考えれば株価は下がり、割安だと考えれば株価は上がります。

株価とは不思議なもので、いくら多くの株を持っていようが、それを売買しなければ株価へ影響を及ぼしません。

日本の個人投資家はつみたてNISA、iDecoなどを通じて日本株を購入しています。
日本銀行もETFなどを通じて株の購入を行っています。

結果、日本在住の組織、個人投資家の株保有率は年々高くなりつつあります。

ですが浮動株を売買する金額ベースで見た場合、外国人投資家の比率がとても高く、結局、株価は外国人投資家が決めている。という状況です。

誰が株を購入しているのか?表形式でまとめました。

日本取引所グループ 投資部門別売買状況(単位億円)

日本株 投資部門別株式売買状況

2008年から比べると、個人投資家の売買金額は148兆円から、2017年には267兆円へと約1.8倍近く売買金額が増加

信用取引制度の変更、株の売却益にかかる税率の変更、NISAの始まり、株式分割・売買単位引き下げといった影響により、個人投資家が積極的に株を売買するようになったことが分かります。

※個人株主の人数も2008年の4,481万人から、2017年には5,129万人へと648万人増加している。

日本の個人投資家が善戦している様子が見て取れるものの、外国人投資家の売買金額も合わせて増加しています。※2008年は495兆円、2017年には841兆円。増加率は1.69倍。

日本の個人投資家の増加率が約1.8倍に対し、外国人投資家の増加率は1.69倍。この調子で日本の個人投資家が勢いづけばいずれ逆転し、日本人が日本の株価を決める時代が訪れるかもしれません。

現時点で見れば、未だ外国人投資家の売買金額が最大を占めています。

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浮動株が減りつつある日本の株式市場

2010年10月 日本銀行は世の中に出回るお金を増やし、年2%の物価上昇の手段として上場投資信託(ETF)を通じた株式の購入を行う旨を発表。

日銀による株の購入は当初、年に1兆円程度の規模で買い入れでした。

段階的に買い入れ額が増え、2014年には年3兆円、2016年には年6兆円の買い入れ額となり、2018年3月末には時価25兆円相当の株を保有するまでに至りました。

日本最大の大株主は日本銀行です。

25兆円は株式市場全体の4%程度になります。日本銀行は買い入れを行ったETFを売却する予定を持っていません。よって、その分日本株の浮動株が少なくなっています。

日本銀行が株式の購入を行えば当然、株価を押し上げる効果が生まれます。

日銀が株を購入することで、投資家心理に良い影響を与えるのは間違いありません。

ただし、年に800兆円近く売買を行っている外国人投資家と比べると年6兆円というのは微々たる金額です。

むしろ浮動株が減ることにより、外国人投資家の売買動向が株式市場全体に影響を及ぼす力が増加します。

外国人投資家の売買動向は次の記事が参考になります。

株価は誰が決めるのか?まとめ

株価は浮動株を売買している外国人投資家が決めます。

株の保有者が株価を決定するのではありません。

日本の個人投資家の売買代金増加率が約1.8倍、対し、外国人投資家の増加率は1.69倍。この調子で日本の個人投資家が勢いづけばいずれ逆転し、日本人が日本の株価を決める時代が訪れるかもしれません。

外国人投資家が株価を決めるということは、当然、ドル円の為替レートも株価に影響を及ぼします。

円安になれば株価が上がる。というのは外国人投資家から見て、日本株が割安になったためです。

逆に考えれば、円高になれば、日本人投資家が株価に影響を与える力が強くなるということです。

株価を誰が決めるのか?という問題は時代と共に変化していくようですね。

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