早朝のスプレッドって実際どれくらい広がるの?
早朝でもスプレッドが狭いFX業者で取引したい。
そんなFXトレーダーの為に、FX業者各社の早朝のスプレッドを比較しました。結論から言えば早朝スキャルピングであればGMOクリック証券【FXネオ】 が一番優秀。他のFX業者を比べてどの程度の差があったのか?など証拠画像も合わせて詳しく紹介していきます。
早朝のFXトレードは激熱・安定
FXというと、よく値が動く夕方~深夜のトレードが人気。
値動きが大きいほど、多くのトレードチャンスがあり、勝てる時は大きく勝てる。だからサラリーマンや主婦トレーダーは対時間効率の良い夜間中心でFX取引を行っています。
といっても夜間は為替を大きく動かす経済指標の発表、政府・経済界の要人発言があったり、アメリカ、欧州のプロのHFが仕掛け的な値動きを作り出したり、まさにカオス。
ころころとトレンドが変化する為、都度自分の相場観を修正していく作業が必要。はっきり言ってめっちゃ疲れるし、勝率を安定させようと思うとマジできつい。
大きく稼ぐのではなく、安定して、コツコツ稼ぎたいならオセアニアタイム(5時~9時)中心に取引した方が理に適っています。
ニュージーランドドル、オーストラリアドルといったオセアニア通貨が活発に取引されるオセアニアタイム。取引に参加している国の数が少なく、また取引量も小さい為、比較的おだやかな値動き。
その性質上、価格がどちらか一方へと動き続ける強いトレンド相場が形成されにくい為、MACDや移動平均線を使った順張り手法は通用しにくいものの、逆を言えばレンジ相場が多く形成されている為、レンジ上限、下限を狙った逆張りトレード、小さな値動きをコツコツ稼ぐ取引手法が非常に効果的です。
ただし、早朝は全体の取引量が少ないため、FX業者によってはスプレッドが広がり、取引コストが高くつく場合があります。
早朝FXはトレードしやすい時間なのに、スプレッドが広がるというデメリットがある。
そこで必要なのが早朝にスプレッドが広がりにくいFX業者。今回はコレを調査し、早朝のFX取引を快適に行えるFX業者を調べつくしました。
早朝のスプレッド比較 調査概要
スプレッドが原則固定のFX業者であっても、早朝は別。どこのFX業者も取引時間開始直後の早朝はスプレッドが広がりがちです。
実際、スプレッド0.1銭を公表しているFXTF でさえ、早朝は1.5銭と十五倍近くスプレッドが広がります。
市場参加者が少ない早朝はFXTFのみならず、各社スプレッドを広げることで低流動性をカバー、約定能力の維持に努めています。
FXトレーダーとしては、注文量の少ない閑散とした時間帯であっても表示レートでしっかり約定してもらえるというメリットがあるものの、スキャルピングといった短期売買を主体にしているとコストアップが痛い。
実際に早朝はどの程度スプレッドが広がるのか?
早朝のスプレッドが狭いFX業者はどこなのか?
気になるトレーダーも多いと思いますので、以下の内容で調査しました。
・調査月は9月25日(金)(夏時間適用日)
・調査時刻は5:45、6:00、6:15、6:50、7:45、8:50頃
・スプレッドの比較対象はドル円。※他通貨も一部詳細有り
FX業者各社 早朝スプレッドまとめ表
調査日の各社早朝メンテナンス時刻は6時前後です。
そこでメンテナンス前と後でどのようにスプレッドが広がったのか?またいつ小さくなったのか?早朝スプレッドの比較情報をまとめると次の通り。
※ドル円以外の通貨ペアのスプレッドは記事下部のスクリーンショットを参考
早朝スプレッド比較表
標準 スプレッド |
5:45 前後 |
6:00 前後 |
6:15 前後 |
6:50 前後 |
7:45 前後 |
8:50 前後 |
|
FXTF | 0.1銭 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 1.5 |
ヒロセ通商 | 0.2銭 ※AM4:00~AM10:00 3.9銭 |
0.4 | 1.0 | 3.3 | 4.2 | 0.8 | 0.4 |
DMM FX | 0.2銭 | 0.2 | 3.3 | 1.8 | 2.4 | 0.2 | 0.2 |
OANDA JAPAN | 0.3銭 | 2.2 | 5.3 | 5.3 | 4.3 | 2.2 | 0.3 |
GMOクリック証券【FXネオ】 | 0.2銭 | 0.2 | 6.4 | 2.4 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
みんなのFX | 0.2銭 | 1.9 | 3.9 | 3.9 | 1.9 | 0.2 | 0.2 |
YJFX | 0.2銭 | 0.8 | 4.0 | 4.0 | 1.5 | 0.3 | 0.3 |
外為どっとコム | 0.2銭 | 0.4 | 0.4 | 4.0 | 2.4 | 0.4 | 0.4 |
比較して分かる通り、GMOクリック証券【FXネオ】 がメンテナンス前のスプレッドも狭く、スプレッドが広がった後に狭くなる時刻も早いことが分かります。
8:50前後になると公表している標準スプレッドに近くなるFX業者も多い。ただ早朝に限って言えばスプレッドが広がりにくいGMOクリック証券【FXネオ】 がスキャルピングに適していると判断できますね。
それではスプレッドの広がりを時系列にまとめた画像を各FX業者別に紹介したいと思います。※画像はクリックで拡大します。
FXTFの早朝スプレッド
FXTFはドル円のスプレッド0.1銭のFX業者。ただし早朝は別でした。
5時46分~8時52分はずっとドル円のスプレッドが1.5銭となっており、スキャルピングは難しい。FXTFを使うなら夕方から夜間のみが良いでしょう。
ヒロセ通商の早朝スプレッド
ヒロセ通商はドル円のスプレッド0.2銭のFX業者。
※AM4:00~AM10:00は3.9銭
ヒロセ通商はスキャルピングが行いやすい特化型の取引ツールを提供しています。この為、スキャルピングに人気のFX業者ですが早朝はやや弱い。
市場が活発に動き出す9時頃になってもスプレッドが0.4銭と広めでした。正直ちょっといまいちですね。
DMM FXの早朝スプレッド
DMM FXは今回検証したFX業者の中では2番手の成績。
メンテナンス前のスプレッドも0.2銭、そして7時44分にはスプレッドが0.2銭に戻っているため、早朝スキャルピングを視野に入れることができます。
ただし、DMM FXはスキャルピングに厳しい対応を取っているFX業者です。
早朝というとただでさえ流動性が低め。過度なスキャルピングは口座凍結の可能性も高まる為、オススメはできません。
OANDA JAPANの早朝スプレッド
OANDA JAPANはドル円のスプレッド0.3銭。
MT4を使ったスキャルピングする場合に候補にあがるFX業者ですが、早朝はスプレッドが5銭近く広がるため注意が必要です。
同じくMT4を使えるFXTFはスプレッド1.5銭なので、それでもOKという方はFXTFが候補になると思います。
GMOクリック証券の早朝スプレッド
今回1番スプレッドが広がりにくかったのがGMOクリック証券【FXネオ】
米国市場が終えた後の5時47分頃であってもスプレッドが0.2銭。さらに6時のメンテナンス開けから1時間もしない内にスプレッドが0.2銭へと縮小しています。
早朝にスキャルピングするならGMOクリック証券【FXネオ】 が優秀ですね。
みんなのFXの早朝スプレッド
みんなのFXは7時45分にはスプレッドが0.2銭となっており、今回の検証では3番目に優秀な成績。
8時過ぎからトレードする方であれば十分選択肢に入りますね。
YJFXの早朝スプレッド
YJFXはドル円0.2銭のFX業者ですが、早朝のスプレッドは大きく広がっていることが確認できますね。
9時前になっても0.3銭なのでスキャルピングするのはいまいち。もともとスキャルピングの評判も良くない為、候補からは外れます。
外為どっとコムの早朝スプレッド
外為どっとコムはたまにドル円スプレッド0.1銭キャンペーンを実施しています。
今回の調査日もドル円スプレッド0.1銭キャンペーン中でしたが、早朝のスプレッドは狭くて0.4銭とやや広め。もう少し頑張ってほしい所ですね。
早朝スキャルピングならGMOクリック証券
各FX業者の早朝スプレッドを比較してみると、スプレッドが広がり業者、狭い業者と違いを改めて確認できました。
1回の取引で大きく稼ぐのではなく、安定して、コツコツ稼ぎたいなら早朝のオセアニアタイム(5時~9時)中心の取引がオススメ。
比較的おだやかな値動きで終始し、レンジ相場が多く形成される早朝はレンジ上限、下限を狙った逆張りトレード、小さな値動きをコツコツ稼ぐ取引手法が非常に効果的。
もし、朝スキャなら朝に強いFX業者GMOクリック証券【FXネオ】 が向いています。
現在、新規口座開設者に30,000円のキャッシュバックキャンペーンも開催中しているとのことなので、せっかくならキャッシュバックキャンペーン開催中の今の内に口座を開設しちゃいましょう。
朝スキャなら→GMOクリック証券【FXネオ】